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 煎じてお茶にして飲んでの体験
 はじめはどんな味がするのか恐る恐る飲んでみたが、ほのかに甘く、飲みやすい。ウーロン茶よりも飲みやすいと思う。煎じるのは必ず土瓶を使用する。土瓶は、3000円ほどで手に入る。壊れるまで使用できるから、毎年春先に閉まっては冬に出して使用している。1つの出汁パックに、蔓をカットしたやつを25g詰め込んでいる。
 冬の朝は、ストーブを点けたら、土瓶にたっぷり水を入れ一袋をポンと入れ、上に載せるだけである。後はコトコトと沸いてきて、半分くらいになったら飲み、また水を入れておく。色が薄くなったら、取り出して、新しいやつを入れる。大体一袋で2ℓほどつくれる。これを水の代わりにごくごく飲む。もちろん夜は、馬ブドウ酒の馬ブドウ茶割で飲む。ウイスキーよりもおいしいと思う。おかげで冬は風邪もひかないし、年間で一番体調もいい。ぐっすり寝られてすっきり起きられる。二日酔いもない。ストーブを片付けるまで飲んでいる。
 我が家では末代に至るまでこのありがたい薬草「馬ブドウ」を、家の常備薬として伝承していきたいと思っている。
 最後にインターネットで馬ブドウまたは野ブドウで検索すると、今の時代を反映している現象にぶつかる。毒であるとか食べられないとか、調べもしないでいい加減な事を、右から左にブログ等に書いている輩がいる。聞きかじりの情報に流されているかわいそうな人たちだと思う。今は、すぐに情報が得られる便利な時代だ。
 だからこそ、逆にしっかりとした自分の意見を持ち、責任を持って発言する、そういう人間にならないと、ただ情報に流され、自分というものがなくなって、浮き草みたいな人生を送るようになってしまう。恐ろしい時代である。
            2006年秋