第56回哲菖会競吟大会&錬成会 2/12(日) 南コミュニティーセンターせせらぎAM10:00~
初級の部8名、上級の部5名、5段以上の部17名の出吟者によります競吟大会が開催されました。
コロナの関係で2年程開催を控えていましたが今回コロナ対策を万全に期しての開催の運びとなりました。吟者は水を得た魚のように朗々と吟じられ競吟もさながら人前で又舞台で吟じることに大変満足感を感じられたのではないでしょか。同時に日頃スタッフとしてお手伝い頂いている先生方、会員の方にも錬成会に参加を呼びかければ以外にも多くの方から申込の賛同を頂き独吟、連吟、合吟とにぎやかな錬成会となりました。
【初級の部】 木下みどり(あ) 竹内瑠美(あ) 優勝カップ・入賞楯
【上級の部】 飯田育代(郡)
【五段以上の部】 川口庄二(平) 油谷幹雄(あ) 林 範昭(学)松元稔子(あ) 田中恵美子(郡)
会長 池田菖黎先生(熱烈講習) 和 歌 【いにしえの】 伊勢大輔
【練成の部】
今回は錬成の部が大いに盛り上がり普段お世話ばかりの先生方、諸会員の方々も舞台上での
久しぶりの感激を味わって頂いたのではないでしょうか。
今月の作詞教室
新年書懐 森村菖旆
初陽燦燦歳華新 しょようさんさん さいか あらたなり
癸卯呈祥意氣伸 みずのとうの ていしょう いきしん
勉励吟情詩未就 べんれいぎんじょう し いまだならず
如今奮起賀正人 じょこんふんき がしょう じん
【意解】
歳が改まり初陽が燦燦と輝いている
癸卯の吉祥の年を迎えて意気は益々広がる
作詩の勉強は続けているが未だ佳作は出来ず
しかし今が奮起する時だと思う正月のある一日
【語句の意味】
如今=じょこん 即今 意気=いき 意気こみ 伸=しん 広がる
賀正=がしょう 新年を祝う
【平仄】
平起こり十一真の韻の 新、伸、人の字を使っています。
コーヒータイム
今週の水彩画
米どころ庄内のシンボル山居倉庫
山居倉庫は1983年(明治26年)に酒田米穀取引所の付属倉庫として、旧庄内藩酒井家により最上川と新井田川に挟まれた通称「山居島」に建てられました。舟による米の積み下ろしにッ便利な立地で、12棟巨大な木造の倉庫を連ねた美しい建物と、最上川側のケヤキ並木が独特な風情を伝えている所です。
季節は今に合わないですがあえて紅葉の季節の画題にしました。