何気なく通り過ぎようとしたウメの幹(少し斜めになったの幹の下側)に、何かがとまっているのに気づきました。樹皮に紛れてしまうような色模様の翅裏で、てっきりアカタテハだと思い込んでしまいました(ヒメアカタテハは寒さに弱いので、富山ではこの時期には死に絶えているはずでした)。息を吹きかけると少し動くので、生きています。
帰宅後、念のために写真を確認すると、アカタテハでなくヒメアカタテハです。(ヒメアカタテハとアカタテハは区別しにくいほど似ているわけではないはずなのに、写真に写った翅裏だけで見分けるときはいつも迷ってしまいます。)
『富山県の蝶(Ⅱ)』(1999)では、成虫が12月下旬に記録されているものの、県内への飛来個体は冬を迎えて死滅し、ヒメアカタテハは県内に土着していないとされていました。可能であれば、今回確認したヒメアカタテハが今後どのようになっていくのか、ほんとうに越冬しているのか注意していきたいと思います。
なお、ヒメアカタテハについて、「越冬の形態はきまっていないが、新潟県で暖冬の年に成虫での越冬が確認されている」(ウェブサイト『石黒の昔の暮らし/ヒメアカタテハ』)との情報もあります。

《ウメの幹で越冬?していたヒメアカタテハ 2022/12/21》

《ウメの幹で越冬?していたヒメアカタテハ 2022/12/21》

《ウメの幹で越冬?していたヒメアカタテハ 2022/12/21》

《ウメの幹で越冬?していたヒメアカタテハ 2022/12/21》
※ 気になって、2022/12/28に確認に出かけ、ウメの木やその下の地面などを探しましたが、姿は見つかりません。どこかに飛んで行ったのかも知れません。