割山森林公園「天湖森」の外周に沿って歩いていると、路上に紅葉したカキの葉が落ちていました。カキの紅葉は、深紅、赤、橙、黄、緑などが微妙複雑に混ざり合って、味わいのある美しさです。

きれいなカキの落ち葉を探して拾っていると、落ち葉の下で中型のキリギリスの仲間が死んでいました。アリなどに食べられたりしたのかだいぶ傷んでいますが、特徴的な産卵器があることからクダマキモドキの仲間の♀だと思いました。 

クダマキモドミの仲間には、ヤマクダマキモドキとサトクダマキモドキというよく似た種がいます。ウェブサイト『京都九条山の自然観察日記/クダマキモドキ』には、両種の違いが次のようにまとめられていました。
   ① ヤマクダマキモドキの雄の「生殖下板は上方に2回湾曲して船底形」、サトクダマキモドキの「生殖下板は直線状で,先端の切れこみ浅」い。
   ② 
ヤマクダマキモドキ雌の産卵管は「先端部は黒色」「産卵管の上縁は先方1/2が切断される」。サトクダマキモドキは「産卵管の背縁は先端1/3が切断される」。
   ③ 
ヤマクダマキモドキの「前腿節は赤褐色」。サトクダマキモドキの「前脚は緑色」。
   ④ 
ヤマクダマキモドキは「山地の樹にすみ」,サトクダマキモドキは「平地の樹上にす」む。
   ⑤ 
ヤマクダマキモドキの成虫期は「7~10月」,サトクダマキモドキの成虫期は「8~11月」。

上の違いを死んでいたクダマキモドキの仲間♀にあてはめると、
   ② 産卵管は「先端部は黒色ではない」 ⇒ サトクダマキモドキ
   ③ 「前腿節は赤褐色」        ⇒ ヤマクダマキモドキ
   ④ 「山地の樹にすむ」        ⇒ ヤマクダマキモドキ
となり、よくわからなくなりますが、あてはまるものが多い「ヤマクダマキモドキ」⁇としておきたいと思います。


《カキの落ち葉の下で死んでいたヤマクダマキモドキ⁇♀ 2018/11/04》


《カキの落ち葉の下で死んでいたヤマクダマキモドキ⁇♀ 2018/11/04》


《カキの落ち葉の下で死んでいたヤマクダマキモドキ⁇♀ 2018/11/04》


《カキの落ち葉の下で死んでいたヤマクダマキモドキ⁇♀ 2018/11/04》