刀尾神社の参道にあるモミジの古木(幹の半分以上は枯れています)の幹に、キバチの仲間が4頭、産卵管を差し込んだ状態で干からびていました。状況から判断すると、かなり前に死んだもののようです。

キバチの仲間(キバチ科)は、針葉樹を利用するキバチ亜科と広葉樹を利用するヒラアシキバチ亜科とに分けられるようです。このキバチはモミジに産卵していたのでヒラアシキバチ亜科のキバチになります。

種名は見当がつかないので、根来尚さん(元富山市科学博物館)にお尋ねしました。「カエデ類では、キマダラヒラアシキバチかナカネヒラアシキバチ、もしくはTremex kaedeiでしょうが、よくわかりません。ヒラアシキバチはエノキで夏から秋に、カエデ類ではキマダラ(秋に多いようだが初夏にも記録があるよう。エノキにも)、ナカネ(初夏・夏)、Tremex kaedei がいるようです。以前、ヒラアシキバチとしたものはエノキでしたでしょうか。もう一度写真を見た方が良いかもしれません。ヒラアシキバチは、複眼の間が黒く繋がっていない、ので再度見てください。」

というわけで、以前のブログ(「ヒラアシキバチ」2013/07/01)を見直してみました。複眼の間が褐色で(黒くはありませんでした)繋がっていること、産卵していた樹がキハダだったことから、ヒラアシキバチではなく「ヒラアシキバチの仲間」と訂正することにしました。
https://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/ff0b13ea1e84527727600367cb5a1859

《モミジの枯れ幹に産卵管を差し込んで死んでいたヒラアシキバチの仲間 2018/08/21》 

《モミジの枯れ幹に産卵管を差し込んで死んでいたヒラアシキバチの仲間 2018/08/21》