拝啓未来の自分さんへ
今年の元旦、北陸地方で地震がありました。
災害に遭われた方々を思うと、例年のようなお正月気分にはなれませんでした。
ウクライナや中東他地域での戦争は終わらず、悩める大国アメリカでは、トランプ大統領が再選確実と言われています。
昨年コロナが5類になってから、インバウンド需要で日本は活気づいています。週末神戸に出かければ街中人で溢れていて、その光景を眺めていると安心します。
2020年の今頃、世の中の全てに疑心暗鬼になり、
どう生きればいいのか解らなくなっていました。
そんな時、夫が言ってくれました。
「そういう時こそ、自分の信念に従い行動するんや」と。
私の信念は何かと考えたとき、NHKのBSでたまたま放映されていた場面が私の頭の中に浮かびました。
それはアメリカの病院で、病室から溢れ、廊下でも溢れんばかりに横たわっているコロナ患者に対し、医師がトリアージを迫られている光景でした。
医師が自ら患者の命の選別をせざるを得ないような、そんな世の中があってはならない。そんな世の中にしないために、私は行動しよう。そう決めた時からその思いが私の信念となり、現在もその信念が私を突き動かし続けています。
コロナ禍の経験は、私の価値観を変えました。
四季を感じながら日常を暮らしていくことの幸せ、身の丈に合った人生を生きる幸せを知りました。
今年も近所の天満宮では、梅の花が満開で美しく境内を彩っています。
未来の自分さん、あなたは今頃どこで四季を感じていますか?
一雨ごとに春が近づき、木々が芽吹くとても美しい季節です。外に出て、そして春の風に吹かれたら、私のこの言葉を思い出して下さい。
今年も未来のあなたが幸せであることを心から願っています。