澤田ふじ子さんの「公事宿事件書留帳・遠い椿」を読みました。 | ゴルフ命おじさんのブログ

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ゴルフの好きな80歳の男。時代小説,警察小説が好きです。美味しい酒と料理にありつければ嬉しいです。

澤田ふじ子さんの「公事宿事件書留帳・遠い椿」を読みました。シリーズも17巻です。

金物問屋「十八屋」の隠居・お蕗は、定期的に野菜を売りにくるお杉の姿が、ここ七日余り見えないことを案じていた。二十歳の頃、駆け落ちに失敗し、生き別れとなった平蔵の面影を、どことなく感じさせるお杉。むろん思い違いに決まっているが、お杉の気立てのよさを見るにつけ、叶わなかった男への想いで胸が痛むのだった。はたして、久しぶりに姿を見せたお杉は予期せぬことを口にする。それは、お蕗に思いもよらない出来事をもたらす端緒となった…。四十年後の運命の巡り合いは、老女の人生に何を刻んだのか。公事宿の居候にして剣客・田村菊太郎が、年老いた女主人の切ない因縁に向き合う表題作ほか全六編を収録。

 

目次

貸し腹/小さな剣鬼/賢女の思案/遠い椿/黒猫/鯰大変

 

これまでずいぶん読んできましたが、いつ読んでも心が軽くなるような筋立てで楽しく読ませていただいています。

特に表題作はご隠居の生き別れの男、その娘と思われるお杉とのかかわり、そしてラストシーン、少しかわいそうでした。

 

黒猫はシリーズにしては少しミステリーかな。

 

この本では市井での主人公による勧善懲悪、また江戸後期の京の街がゆるやかに描かれていて、この時代の京都に思いを馳せます。

シリーズはいつまで続くのでしょう?