佐藤雅美「御奉行の頭の火照り」を読みました。
物書同心居眠り紋蔵が知恵を出しいろんな問題を解決するシリーズです。
江戸の「お騒がせ男」として名物男の蟋蟀(こおろぎ)小三郎に頼まれて、知恵をかした”窓ぎわ同心”の藤木紋蔵。そのために、面子をつぶされた南町奉行所御奉行が烈火の如く怒る! 予想外の逆恨みを受けることになってしまった紋蔵の進退やいかに? 人気シリーズ最大の〈失職〉危機が迫る最新作。
目次
御奉行の頭の火照り
あ姫様みわ一世一代の大舞台
手柄の横取り
島帰りの勘七への思いやり
勘太のの恩返し
十日以内に二人を殺す
御奉行の逆恨み
十八年目の打っちゃり
紋蔵シリーズは結構読んできました、今回は14巻です。8話の短編集ですので気軽に読めました。
物書き同心という地味な仕事廻りですが、なぜかややこしい問題が紋蔵に持ち込まれます。
功を焦るお奉行の裁定が、紋蔵によって覆されるのが表題作。これからお奉行ににらまれ紋蔵は冷や冷やです。
最後はなぜかお奉行が左遷されるという結末でした。