「碁盤斬り 柳田格之進異聞」を読みました、文春文庫初めての作家・加藤正人、図書館で見つけた本。
私は時代小説が好きですのですぐに借りました。タイトルと表紙イラストが気に入りました。
娘の絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らす柳田格之進。
彼は、身に覚えのない罪をきせられた上に妻も喪い、故郷の彦根藩を追われた身だった。
しかし、かねてから嗜む囲碁にはその実直な人柄が表れ、江戸で多くの知己を得る。
ある日、旧知の藩士により、彦根藩での悲劇の真相を知らされた格之進と絹は、復讐を決意する。
絹は仇討ち決行のために、自らが犠牲になる道を選び……。
父と娘の、誇りをかけた闘いが始まる!
主人公・柳田格之進と娘・お絹の人柄のせいか、大変気持ちよく読むことが出来ました、一気読み。
武士の矜持と武家の娘の江戸での生活は貧乏との戦いです。そのような中で物語は進んでいきます。
読後感の素晴らしい本でした、お薦め!!!!!
なんと、草彅剛主演で17日より映画が公開されるようです。全く知りませんでしたが、映画の宣伝で知りました。さっそく土曜日に観に行くことにします。
キャストが素晴らしいです。