上田健次さんの「銀座 四宝堂文房具店」を読みました。昨年の10月18日に図書館に予約を入れていたものです。
銀座のとある路地の先、円筒形のポストのすぐそばに佇む文房具店・四宝堂。創業は天保五年、地下には古い活版印刷機まであるという知る人ぞ知る名店だ。店を一人で切り盛りするのは、どこかミステリアスな青年・宝田硯。硯のもとには今日も様々な悩みを抱えたお客が訪れる――。
両親に代わり育ててくれた祖母へ感謝の気持ちを伝えられずにいる青年に、どうしても今日のうちに退職願を書かなければならないという女性など。困りごとを抱えた人々の心が、思い出の文房具と店主の言葉でじんわり解きほぐされていく。
いつまでも涙が止まらない、心あたたまる物語。
老舗文房具店でつむがれる感動の連作短編集。
良い本に出合えました、最高の感動をありがとうございました。
文房具にまつわる話でした、ノートやメモ帳、モンブランの万年筆・・・・・
ファイロファックス・ビジネスノートが欲しくなりました。さっそく文房具店に行ってみます。
続編が出ているようですので、図書館に申し込みます。
余談:小説に出てきた、エクレアを珈琲で食べたくなりました。