砂原浩太朗さんの「高瀬庄左衛門御留書」を読みました、かなりの長編でした。
神山藩で、郡方を務める高瀬庄左衛門。50歳を前にして妻を亡くし、さらに息子をも事故で失い、ただ倹しく老いてゆく身。残された嫁の志穂とともに、手慰みに絵を描きながら、寂寥と悔恨の中に生きていた。しかしゆっくりと確実に、藩の政争の嵐が庄左衛門を襲う。
読んでいて少しまどろかしい所もありましたが、下級武士の次男三男の悲哀や、老武士の矜持に感心しました。
良い本でした、葉室麟ら偉大な先達の道を確実に歩んでほしいものです。
楽しみな作家です。
シリーズになるかも?江戸に藩主についていった志穂さんは・・・・
私は、作者がこれからの時代小説界をリードしていく存在になることを信じて疑わない。
ーー縄田一男(産経新聞2/21)
