梶よう子さんの「商い同心お調べ帖・宝の山/諸色調係同心。 | ゴルフ命おじさんのブログ

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梶よう子さんの「商い同心お調べ帖・宝の山」を読みました。江戸時代の諸色調係同心という新しい設定でした。実際に寛政の改革時代にできた物価を取り締まる役職のようです。

 

高すぎる値段の裏に謎がある。

物の値段を見張る同心が人情と算盤で事件を解決!
澤本神人は北町奉行所で、江戸市中での物の値段を見張り、
高すぎる場合は店に指導するという役回りの諸式調掛方同心を務めている。
家では妹の忘れ形見である多代を男手ひとつで育ててきた。
今日も子分の庄太とともに町を見まわるが、そこでは高すぎる値段の裏にある
さまざまな謎が待っていた――気鋭による新機軸の時代ミステリー誕生!

 

目次

雪花菜(きらず)

犬走り

宝の山

鶴と亀

幾世餅

富士見酒

煙に巻く

 

以上短編が6編です。通常の同心ものと違い、あまり斬った張った出てきません。心優しい同心・澤本神人が諸物価にまつわる所々の事件を解決していきます。

 

楽しく読めました、次巻も楽しみです。また、独身澤本とお勢の関係がどうなるのかも興味があります。