山本一力著・深川駕籠「花明かり」/いい本です | ゴルフ命おじさんのブログ

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ゴルフの好きな80歳の男。時代小説,警察小説が好きです。美味しい酒と料理にありつければ嬉しいです。

山本一力著・深川駕籠「花明かり」を読みました。久しぶりの山本作品です、今回もグイグイと引き込まれました。

表題の「花明かり」と、「菖蒲の湯」の二編です。

 

 

 

二人の若き駕籠かきが深川を舞台に活躍する青春記。スピード感溢れる展開と爽やかな読後感が魅力です。

 

世の中は三日見ぬ間に桜かな…深川大横川沿いの桜並木は満開を迎えようとしていた。駕篭舁きの新太郎と尚平の暮らす木兵衛店も総出で明日の花見の仕度に忙しい。その日の昼、二人は坂本村の庄兵衛とその妻およねに知り合う。およねは足の自由が利かず余命わずかなことを自覚していた。「大好きな桜をもう一度見たいのです」。およねの望みに新太郎たちは夫婦を花見に招待する。翌日、およねを乗せて大横川に向かう新太郎たちに、千住の駕籠舁き・寅が絡んできた。無視する二人に、今度は寅の客・村上屋六造が早駕籠勝負をけしかける!およねのために我慢を重ねた新太郎だったが、やがて、この勝負を受けて立つことに。だが、賄かった金が千両だったことから…。

(裏表紙より)

 

いいセリフがあります、「本当の金持ちの凄いところは、遣わなければならないときには、相手が腰を抜かすほどに思い切りよく遣うことです」

 

二人の気風の良さには心底感心します。今回も楽しく読ませていただきました、シリーズ3作目です。