宇江佐真理さんの「日本橋人情横丁・坂田さ行くさげ」を読みました。6つの短編が楽しめる小説です。
1、浜町河岸夕景 おすぎは「こんな家はいやだ、こんな親もいやだと、いつも考えていた」 手習所で学ぶようになり・・・・・・
2、桜になびく 愛する妻に立たれた武士が、立ち直っていく姿・・・・
3、隣の聖人 番頭に大金を持ち逃げされて呉服店をつぶした、一文字屋の主と妻、息子、娘の家族が再生する話である・・・・
4、花屋の柳 幸太という、幸せそうな名前を持って生まれてきた息子が主人公である。大きな秘密が家にはあった・・・・
5、松葉緑 タイトルは主人公の美音が松葉のように爽やかな緑色の蚊帳を商う店の隠居であることに由来する・・・・・
6、坂田さ行くさげ 日本橋の廻船問屋の本店で働く栄助と坂田の店で働く権助の友情や出世争が描かれている・・・・・
全編読んでの感想は、タイトルになっている第6話以外はものすごくいい作品でした。
人と人の出会いが素晴らしく、そのことによって生き方が大きく変わっていき、幸せになっていくのですから読む人の心をつかみます。
あ薦めです。
いずれも日本橋の近辺の物語です。
