松本清張「男たちの晩節」を読みました | ゴルフ命おじさんのブログ

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ゴルフの好きな80歳の男。時代小説,警察小説が好きです。美味しい酒と料理にありつければ嬉しいです。

松本清張「男たちの晩節」を読みました、この方の紹介です。

デジタル大辞泉の解説

ばんせつ【晩節】

人生の終わりのころ。晩年。
晩年の節操。「晩節を全うする」

末の世。末年。

などがありました、晩節を汚すの方が有名ですね。これは

それまでの人生で高い評価を得てきたにも関わらず、後にそれまでの評価を覆すような振る舞いをし、名誉を失うこと とあります。

 

短編が7篇収録されています。

<収録作品データ>
■いきものの殻      「別冊文藝春秋」 1959.12
■筆写           「新潮」       
1964.3
■遺墨           「小説新潮」    
1979.3
■延命の負債       「小説新潮」    
1977.9
■空白の意匠       「新潮」       
1959.4-5
■背広服の変死者    「文学界」     
1956.7
■駅路           「サンデー毎日」 1960.8.7

 

サラリーマンを総務部長として定年退職した男の懊悩、退屈な隠居生活をしている元中学校校長の老人の性、有名な評論家とアシスタント、中小企業の親父の報われない苦悩、地方新聞の広告部長の悲哀、飛び出す勇気も、先のビジョンもないサラリーマン、そして銀行を円満退職した部長がなぜか失踪する。

 

このような話が昭和30年代を舞台に清張により語られます。今の時代にも通用する話ばかり。振り返って自分の人生を見るといずれもすこし当てはまるようで、身につまされる気持ちになりました。

私は71歳ですので、すでに晩節もいいところでしょう。残された人生をあまり汚さないように楽しく元気で生きたいものです。