葉室麟・「さわらびの譜」 | ゴルフ命おじさんのブログ

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ゴルフの好きな80歳の男。時代小説,警察小説が好きです。美味しい酒と料理にありつければ嬉しいです。

葉室麟・「さわらびの譜」を読みました。これまで葉室さんの時代小説は
凛とした武士が主役でした。今回は女弓士・伊也が武の心を持つ女と描かれています。





藩に正義を取り戻すため、千本の矢が邪を払う!
女弓士が放つ祈りの〈通し矢〉が、藩内の抗争を打ち砕く。
直木賞作家が紡ぐ、姉妹の情と政治の非情。
(帯より)




伊也は、今や藩随一の弓上手、樋口清四郎と渡り合うほどの腕前に成長し、
「弓矢小町」と呼ばれている。競い合ううち、清四郎に惹かれていく伊也だったが、妹の初音に清四郎との縁談が持ち込まれる・・・・・・




藩内にくすぶる派閥抗争が表面化する中、伊也は祈りを込めて矢を放つ!

千射祈願の描写は読むものを引き込み、物語を最高潮に持っていきます。




弓術や男女の愛や姉妹の愛を描きながら、最後はハッピーエンドで終わります。

読後感は清々しいものでした、おすすめです。


石ばしる垂水の上のさわらびのも萌え出づる春になりにけむかも


万葉集