お仏壇のはせがわ・盂蘭盆会とは?

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明日から、いわゆる東京盆。この表によると、東京だけではなく神奈川県、石川県、

静岡県の各一部地域(都市部)が7月13日~16日(7月盆)になっている。  

  • 8月13日~16日(8月盆/旧盆/月遅れ盆)…一部地域を除く全国
  • 7月13日~16日(7月盆/新盆)…東京都、神奈川県、石川県、静岡県の各一部地域(都市部)
  • 7月31日〜8月2日…東京都多摩地区の一部地域
  • 8月中旬~9月上旬…沖縄県

お盆の時は、棚経と言って檀家さん廻りを昔はしていた。

「棚経(たなぎょう)」とは、僧侶が檀家の家を一軒一軒訪ねて盆棚(精霊棚)にお経をあげる盆法要のことです。(お盆参り・檀家回りとも呼ばれます。)

檀家数が多い寺院は盂蘭盆会中に回り切れないため、盂蘭盆会の前から実施することもあります。また最近多くなったのですが、檀家の家には訪問せず、寺院に集まって盆法要をする場合もあります。

 

私の若い頃は、全部の檀家さん(檀家数も今よりは少なく150軒位だった)を廻ったので最高数1日に50軒も廻ったことがあった。

 

当山では8月1日盆は無かったので、檀家の多い同宗派の寺院(妙光院さん)に手伝いに行っていた。

上記の東京都多摩地区の一部地域と書いてある7月31日~8月2日の日にない東京や千葉などの寺院僧侶、信者寺の僧侶、自分のところは住職ひとりで出来るので副住職が手伝いに来たりしていた。そんな関係で20代30代のころに妙光院さんのところに棚経の手伝いに来ていた僧侶たちと毎年のことなので親しくなった。

 

もうだいぶ前に妙光院さんも棚経をしなくなった。当山は初盆のお宅と希望者だけにして、他の檀家さんは行かなくなった。

 

忌明けに初めて迎える盂蘭盆会を「新盆(にいぼん・しんぼん)」または「初盆(はつぼん・ういぼん)」といいます。新盆は亡くなった方が初めて自宅に帰ってくる特別な盂蘭盆会ですので、親族や故人と親しかった人を招き、棚経をする為に僧侶として行くようにします。近年では交通事情の関係もあり新盆の檀家のみを集めて寺院で新盆法要をするお寺もあります。

 

 

盂蘭盆会の語源は、古代インドで使われていたサンスクリット語の「ウランバーナ(ullambana、उल्लम्बन)」で、「逆さに吊り下げられた苦しみ」と意訳されます。
※語源には諸説あり、古代イラン語で「霊魂」を意味する「ウルヴァン」や、食べ物を載せる器(盆)が由来であるという説もあります。

由来となった中国仏教の伝承

なぜお盆の語源が「逆さに吊り下げられた苦しみ」なのでしょうか。中国で生まれたとされる「仏説 盂蘭盆経(うらぼんぎょう)」というお経に、お盆の由来となった目連(もくれん)尊者の伝承が記されています。

目連尊者はお釈迦様の十大弟子のひとりです。
神通力を使って今は亡き母親の姿を探したところ、餓鬼道(飢えと渇きに苦しむ世界)に落ちて苦しんでいるのを見つけました。母親は目連を溺愛するあまり、他人を顧みなかったため、餓鬼道に落とされてしまったのです。
逆さ吊りにされ、飢えに苦しむ母親を救おうと、目連は水や食べ物を差し出しましたが、口に入る直前に燃え尽きて灰になってしまいます。
なすすべなくお釈迦に相談すると、お釈迦さまは「夏の修行が終わる日(旧暦7月15日)に、修行僧全員にご馳走をふるまえば、餓鬼道に落ちた者にも施しの一部が届くだろう」と答えました。
お釈迦様に言われた通りにすると、修行僧たちは大いに喜び、功徳によって目連の母親を餓鬼道から救うことができました。

お釈迦さまは目連尊者に、自分の母親だけでなく、飢えに苦しむ多くの人々を救う気持ちで布施(施し)を行うことが大切だと説いています。 この「仏説 盂蘭盆経」は偽経(仏教の原典に記載がないお経)で、本来の仏教の思想に中国の先祖供養の思想を取り入れたものだといわれています。

 

色々取り入れる日本仏教・・・・

 

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