月曜だったが、11時から7・7日忌法要を勤めた。
葬儀(授戒会)は別の寺院が勤めて、7・7日忌から当山に依頼された。
その方の墓所は本宿共同墓地。霊苑もそうだが、葬儀の時の導師を勤める僧侶は葬儀社に依頼したりして、その時だけの僧侶が来て勤めることがある。
戒名もその僧侶がつけることがある。師匠からお弟子さんに、師子相承の関係で戒名を授ける。
特定の寺院の檀家さんであると後で問題になる。特にその寺院の境内墓地だと他寺院で葬儀をし、戒名を授けられると納骨を断られることがある。
墓地は当山境内墓地にあった北海道に住んでいた檀家さんが、葬儀を北海道の真言宗の僧侶に頼んで戒名も付けられた。それは認められないので、トラブって最終的にその方の墓所を更地にして、遺骨は北海道に持って行かれた。もちろん離檀となった。
葬儀の時は、葬儀社に任せるところがあるので、その後に関わる寺院や僧侶のことを考えないのかも知れない。49日忌の法要から関わった当山としては、余所の寺院のお弟子さんを取るような形になる。そのことをお施主さんに、大丈夫ですか?と確認した。その時だけの僧侶なので問題ないと葬儀社の方も言われたそうだ。
ご縁があって付けられた戒名なので、そのまま受け入れて、当山の過去帳に記載する。備考のところに、わかれば寺院名(今回は分かっている)又は他寺院授戒と書いておく。
法要が終わってから、本宿共同墓地に職員運転のクルマで行った。皆さんもクルマでそこに集まった。共同墓地なので特定の寺院ではない。ほとんどの墓地に卒塔婆が建っていたがいろんな種類(寺院)の塔婆だった。