今日の法事は7・7日忌1件だった。

49日忌は俗に旅立ちの法要とも言われている。

 

肉体は逝去されたときに壊してしまったが、霊魂は49日忌が済むまでは今生に留まると言われている。古(いにしえ)の人は今まで座していたところや、家の棟に故人の霊魂が残っていらっしゃると言っていた。亡くなったからと言ってすぐにすべてが無になると思いたくない人情があったのだろう。49日忌が終わるまでは、未だにその辺にいるような気がするとはよく聞くことだ。

 

土葬の時代は、葬儀のその日に埋葬されていたが、今日荼毘に付されることで直ぐに納骨しないでも骨壺を自宅等に安置して置くことができる。

魂が旅立つ7・7日忌法要の後に、肉体の象徴としての白骨の入った骨壺を墓所に納骨される方が多い。今日の49日忌法事の方も旅立つ霊魂とともに肉体の象徴である骨壺をカロートに納め安置した。

 

カロート、外柵はあったが、石塔は未だだったので木製の角柱で出来た墓標に太めの筆に墨をつけて、OO家乃墓 と私が夕べ書いたものを石屋さんが墓所に建てた。

 

    

 

   

墓標なので、塔婆の様なギザギザはない。

一対の花たてとお線香立てのついた四角のコンクリート製のものの中心に差し込んだので足元は直。