👈相談室から見た景色

10時からのテレフォン相談に充分間に合った。水道橋駅に着いたのは9時45分だった。3人体制で、相談員3人が揃った。豊山派2人、智山派1人。

相談件数は7件。1時間超えた方が3人もいたので、他の方はもっと多いかもしれない。個々の相談内容については、守秘義務があるので書けないが、最後の言葉だけ紹介しよう。一つは中年女性の電話の最後の言葉。その言葉は「こんな酷いことを言われたのに、今日のお坊さんは怒らないで、よく聞いて話してくれました。楽しかったね。又ね」だった。日頃の漠とした思いを吐き出すことも、時には必要なのだろう。看過できない内容には反論したが、他の反論の余地ある事でもできるだけ聞くようにした。

別の人だが、もう一つ良かったと思う最後の言葉は「話して、気持ちが落ち着きました。又お話したいと思います」

今日は4日の相談日にあったような、「相談員、失格だ。相談なんかやめちまえ」のような方は居なかった。

統計上、相談者の年齢とどこから掛けているかをお聞きするのだが、年齢は20代から70代の方たちで地域は東京は少ないくらい。他の二人は分からないが、今日の私が受けた電話では東京は居なかった。熊本、岩手、滋賀、大阪、埼玉、神奈川、群馬、だった。40年間の積み重ねで、仏教情報センターテレフォン相談の名前と電話番号は全国に届いている。