調布市文化会館たづくり2階北ギャラリーで「マンガ家・つげ義春と調布」展が調布市立図書館主催で1月5日(木)~22日(日)まで行われている。 

生誕85年を記念しての開催らしい。熱烈なと言うほどのファンではないが、氏の作風は個性的で独特の作風で惹かれる。初期の作品は誰だが分からないくらい、つげ義春ワールドの画風とは全然違っていた。それはそれで記録なのだろう。

見学者は老若男女で、意外と多くの方が見に来ていた。

 

原画や若き頃の作品も、その他貴重な諸々が展示されていた。各処に「撮影はご遠慮ください」の掲示があったので、展示会場内部の写真は残念ながらない。

つげ作品は5本も映画になっている。「蒸発旅日記」「リアリズムの宿」「ねじ式」

「ゲンセンカン主人」そして「無能の人」。

私が観たのは竹中直人監督主演の「無能の人」のみ。風吹ジュンも出ていた。つげ義春原作だからと言うのではなく、竹中直人と風吹ジュンが出ていたから観たと言う気がする。多摩川の河原で石を売る男とその家族を、ユーモラスかつ温かく描いていた映画。1991年作品なので、30年以上前になる。

30年以上前まで働いていた場所を通った。建物は同じだったが、そこで働く人で知った人は誰もいない。