7月1日。2023年、令和5年も昨日で半年終わり今日から後半に入る。
はや!年齢が行くほど月日の流れを早く感じる。20代30代の若者も「月日の経つのが早い」と言っていたけど。
「年を取るにしたがって、時が過ぎるのがを早く感じませんか? その疑問に答えてくれるのが、〈ジャネーの法則〉です。
〈ジャネーの法則〉は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された法則。「主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く感じられる」という現象を、心理学的に説明したものです。
例えば、50歳の人間にとって一年の長さは人生の50分の1ほどですが、5歳の人間にとっては5分の1に相当します。つまり、50歳の人にとっての10年間は、5歳の人にとっての一年間にあたり、5歳の人にとっての一日は、50歳の人にとっての10日にあたることとなります。
簡単にまとめると、〈ジャネーの法則〉は「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)」ということ。
生きてきた年数によって一年の相対的な長さがどんどん小さくなることによって、時間が早く感じるというわけです。
時間が早く感じられるわけ……。そのほかの要因を考えよう
人は経験したことがないことをやっているときは、それが強く意識に残り時間が長く感じます。反対に、慣れてしまうと時間の長さが気にならなくなり、あっという間に時が過ぎたように感じます。
子どもの頃は初めて体験することばかりで、毎日が新鮮で新しい出会いや発見があります。しかし、大人になるにしたがって、新しい経験をする機会が失われます。大人になると時間があっという間に過ぎ去ってしまったと感じるのは、日々の生活に新鮮味がなくなるからという考え方もあるようです。
●その他の時間を長く感じる要因
- 身体の代謝が高い
(例:風邪をひいたりなどして発熱しているときに時間の進み方が遅く感じる理由は、身体的代謝が非常に高い状態にあるから) - 興奮状態にある
(例:クモが嫌いな人にクモと一緒に時間を過ごしてもらうと、恐怖による興奮から時間が長く感じられる) - 時間を常に気にしている
(例:退屈な会議に出席していて、「早く会議が終わらないかな」と時間を気にしているときほど、時間が長く感じられる) - 広い空間で仕事をしている
(例:田舎などに行き、広大な大自然を前にすると、時間がゆっくり流れるように感じられる(五郎談)) - 短い時間にまとまりのない多様な刺激を得ている
(例:ストーリー性のある映像を見せられるより、脈絡のない映像を長々と見せられるほうが時間を長く感じる)
出典&参考元:大人の時間はなぜ短いのか?
4番以外は、マイナーな生活になりそう。
幾つになっても毎日が新鮮で新しい出会いや発見がある生活をすれば、月日の経つのが早すぎて嘆かないで済むかもしれない。
ブログをされている方(中年以上老いぼれ未満 小粋な爺さんを目指す!)で、様々なことを書かれていたのでそのことについて「すごいですね」とコメントしたら、「向上心と好奇心」ですと言われた。
好奇心と向上心を忘れずに歩むと虚しくないかもしれない。
我が宗派、新義真言宗の祖、興教大師さまが「五輪九字明秘密釈」と言う本の中でおっしゃっている言葉がある。いろいろと修行のことをお話された一番最後にこうおっしゃっています。
「ただ願わくは一生をして虚しく過ごさしむことなかれ。一生をして虚しく過ごさしむことなかれ」。
そのためには、好奇心と向上心を忘れない事かな?