映画「流浪の月」 をTOHOシネマズ府中で観てきた。6時5分からだったが、明日にするか迷っていたので遅くなってしまった。分倍河原駅発5時55分。6時5分は過ぎていたが、映画館での注意事項や予告編の上映などあり、席に座ってからも本編が始まるまでだいぶ時間があった。

 映画としての表現、役者の演技存在感も含めてスクリーンに引き込まれた。2時間半くらいの長編映画だったが長く感じなかった。

 

世間は常識、先入観で判断する。そんな世間に辛い思いをする当事者。世間のなかには、当然に週刊誌の記事も入っている。今の時代、SNSもあるし、昔ながらの郵便ポストに入れる誹謗中傷のチラシや落書きもある。された人間がどんなに傷つく事か。

 人間存在について考えさせられる映画だった。当然、世間とは、家族とは、その諸々が人間存在。

 

「流浪の月」に登場する佐伯文(ふみ)は、第二次性徴に問題がありました。

周囲からはロリコンだと見られていましたが、そうではない実際の文。

周りの子たちとの違って二次性徴が現れないことに気づいた文。

本の中で病名は出てきませんが、調べてみると、性腺機能低下症の中の一部に分類される、類宦官症(るいかんがんしょう)。映画では松坂桃李が全裸になって表現します。文の母親自身は問題なかったのかも知れないが母親の対応にも影響があったのかも知れない。

 

👆恋人にDVを受けて鼻血を出しはだしで街中をさすらう広瀬すず演ずる家内更紗。