4月8日消印の白い封筒をいただいた。

裏のあて名を見たら、埼玉県さいたま市の醫王寺となっていた。寺からの封筒は、住職が名誉住職になり、副住職が住職になりました、そしてそれぞれの挨拶文が掲載されているのがままある。頂いたこの封筒もそれかなと思って開けた。

開封して見たら訃報だった。豊山教誨師会で永い間、そして近年では豊山長寿会役員会で親しくさせて頂いた小島良雄 僧正が本年3月25日にご遷化された訃報だった。豊山教誨師会や豊山長寿会の研修でバスで移動したときなど隣席に座らせていただいたこと度々。隣席が空いている時など「よろしいですか」と言った時に、目を細めてにこやかに「どうぞどうぞ」と迎えてくれたことを思い出す。その後、席に着いてからもいつも気さくに話していただいた。

コロナ禍で全真言宗教誨師会や豊山教誨師会、長寿会の会合が中止になり、お会いする機会が無かったが、それまでは良く参加されていた。コロナ禍が終息してからまたお会いできると漠と思っていたが、それはかなわないことになってしまった。封筒には「かねて四大不調のところ令和4年3月25日世壽91歳をもって遷化致しました」とあった。

親しくしていただいた大先輩のご冥福を祈ります。

本葬の儀は5月9日(月)午後1時より、醫王寺本堂でとのこと。弔意を表す焼香に行くつもりだ。