決 議 文

急激に変化を続ける社会の中で、情報や効率に追われる現代人の多くは疲弊し、心に不安や苛立ちを抱え苦しんでいると言えよう。精神的に混迷度を増したとも言われる我が国では、年間に三万人もの人が自ら命を絶ち、あるいは、常軌を逸したと言わざるを得ない犯罪を引き起こしてしまう人がいる。

こうした時代の中においてこそ、私たち真言宗豊山派の布教師は、「同行二人」の精神を深く心に刻み、不安に悩む人びとの心に寄り添い、安心、癒しへと導く事に努めなければならない。

今年度は「除災招福」「抜苦与楽」をテーマとし、「南無大師遍照金剛~お大師さまとともに~」の旗印のもと、その実践に努め、教義を宣揚し、済世利人、密厳国土の実現に向けて、一層の邁進を決意する。

一、弘法大師の「済世利人」のみ教えを社会に実現しよう。

一、総本山長谷寺十一面観世音菩薩への信仰を高めよう。

右決意する。

 平成二十八年六月一日

       真言宗豊山派 第五十八回全国布教師大会