イソップの話しだったでしょうか。「王様の耳はロバの耳」の話しは。事実を知った庶民のある人は王様(権力者)の秘密を知らせたく、しかし権力者故に自由に言えなくて、穴を掘って叫びます。


ロバの耳を持った人が一庶民でしたら、見せ物か何かにされ辱められ苛められるでしょう。穴を掘って叫ぶ必要はありません。


対等でない関係では、強い方が王様と言えるでしょう。現実の王様は、地域に、職場に、家庭に、複数の人のいるあらゆる社会にいるでしょう。対等の関係はそんなに多くはないのですから。


時に王様、時に叫びたくなる側になります。しかし、自分が王様の時は多くの人は気付かないものです。多数派にいるときこそ、王様である自分を自覚したいものです。