第3374回 平島団地でタバコを吹かす不良婆さんのお話。
2024年7月8日月曜日の投稿です。
2020年 平島団地分裂騒動顛末記 第1319話
【前話 第3372回の続きより。】
2019年7月26日金曜日の早朝、平島団地の
西の放送局の意地悪婆さんが
僕の部屋を訪れ、
テープレコーダーが回るように、2時間以上一方的なお話を
聞かされ、そう言えば、僕の祖父が亡くなる前にこんな
感じであったと思いだし、黙ってお話の聞き役に徹していた
のですが、時刻は午前8時を回り、朝御飯も食べず、次の
仕事の用事が予定されていて、イライラしていたのでした。
そう、意地悪婆さんは、僕と違って毎日が日曜日なのでした。
午前8時10分頃、やっと機嫌よく平島団地の西の放送局の
意地悪婆さんに、
「明日、土曜日の19時に平島団地公民館で一番に
お話の時間を設定しておきますら、平島振興祭でのおでんの
お話をお願いします。」
と、こんな事を言いながら、意地悪婆さんを送り
出したのでした。
「ああああああっ、早くせんと、次に
間に合わなくなるわっ。」
とイライラして準備していると、次の訪問者がやって
来たのでした。
当時の日誌には、2019年7月26日金曜日 午前8時15分
平島団地の北の情報局のおかっぱ婆さんが苦情を言いに
訪問するとあります。
平島団地の北の情報局のおかっぱ婆さんは、
僕の顔を見つめて、疑うような目つきで、
「ちょっと
会長、朝早ようから、
意地悪婆さんと何をしょうたん。」
「うちは、朝、ベランダでタバコを吸ようて、
ここに意地悪婆さんが入るのを見ようたんじゃん。」
「うちの家の2階から、ここがよう見えるんじゃん。」
と、そんな問いかけがあったのでした。
「タバコ。」
「
奥さんはタバコを吸われるのですか。」
と逆に質問をしたら、
「ほうよ、どうしたん。」
と逆に開き直った返事があったのです。
「それにしては、タバコの臭いがしませんね。」
と、そんなお話をすると、おかっぱ婆さんは、
「いつもは吸わんようにしょうるんじゃん。」
「でも、時々、どうもならんようになって、
北側のブロック塀の畑の所で吸うたりしょうるんじゃん。」
「朝、いっつも、4時に起きるんじゃん、ベランダに
出て見ようたら、あっ、意地悪婆さんじゃん、思うたら、
ここに入って行きょうるんを見たんじゃん。」
と言う訳です。
平島団地では、僕がタバコが嫌いなのは広く知られて
います。
町内の遊園地などで、たばこの吸い殻を不機嫌そうに拾って
いると、見ていた人から、
「
あんた、血液型はA型か。」
などと言われますが、今までの人生経験でタバコをふかして
いるような女の人はろくな人がいませんでした。
小学生の頃はさすがにタバコを吹かしている女の子は
いませんでしたが、中学生になると、足首まであるような
ロングスカートをはいて、髪を染めて、休憩時間になると
おとなしい女の子を数人でトイレに連れ込んで、何をしていた
のかは知りませんが、不良少女と言うか、スケバンとか
そんな感じの変な人が多かったです。
僕は、三日月のような細い顔のおかっぱ婆さんの顔を
見つめ、この人は若い頃、パンチパーマをしていたとか
言っていたので、頭の中で若い頃の顔を想像し、邑久の
高校で、タバコを吹かして、不良少女をしていたのかと
頭の中で思い浮かべたのでした。
【次回に続く。】