第3115回 令和5年度 砂川堤防修繕工事
2月度の施工状況。
【岡山県岡山市東区竹原橋~砂川橋の区間】
2024年3月2日土曜日の投稿です。
発信者 岡山県岡山市東区東岡山団地自主防災組織
齋藤会長より、電子メールでの一斉送信の
お知らせです。
受信者 登録各世帯 様
要 旨 砂川の堤防の工事の2月の施工状況のお知らせです。
【転載・コピー自由です。】
この工事は、2018年7月7日土曜日の深夜に
発生した西日本豪雨水害を教訓に、2,230世帯
の被災者のみなさんに大雨の日でも安心してお過ごし
いただく為に岡山県備前県民局建設部による、土と
草だけの堤防を遮水シートと平張コンクリートブロックで
補強する防災工事です。
工事現場を下流の竹原方向から紹介して行きます。
工事名 42‐29‐42‐29 公共河川維持工事【護岸その41】
二次製品のコンクリート基礎ブロックの設置が完了しました。
使用材料入荷状況です。
このコンクリートの二次製品の平張ブロックを法面に
設置していきます。
遮水シートを敷いて、砕石を敷いて、その上に平張ブロックを
置いていきます。
コンクリートを打設して、養生の後に型枠を解体し、
コンクリート壁が完了しました。
☆工事名 7‐8‐公共河川工事【堤防強化工その14】
☆現場のテクニックのお話です。
光波トランシットで逆計算、開放計算で基礎の前の
座標の位置を出して、測点、測点に丁張をかけて
基礎ブロックを設置して行くのですが、計算だけで
基礎ブロックを置いていくと、背後の法面と基礎の
受け面がだんだんと不一致になって行きます。
基礎の受け面は、背後の法面の基本になるもので、
不一致があると背後の法面のすべてが合わなく
なっていきます。
人が整形するのでどうしても法面の誤差が発生して行きます。
それで、背後の斜面の角度に合わせる為に丁張板を法面に
置いて、微妙に基礎の位置を調整して行く作業を行います。
基礎が前にありすぎると、法面の法尻の勾配が
緩くなり、基礎が後ろにありすぎると、基礎の
待ち受け面が狭くなり、平張ブロックの前面が
基礎と合わなくなります。
そして基礎の天端の幅が確保できなくなる
現象が発生します。
それで、後ろの山の法面と基礎が合うように現場合わせで
板を置いて調整して行きます。
特にカーブになって曲線となる部分は難しい部分です。
みなさんも、通られた時、何気なしに眺めずに、
興味を持って工事現場を見つめていただけたらと思います。
じゃあ みんな また 明日ね。
【次回に続く。】【転載・コピー自由です。】