第１４２８回 和気 清麻呂公の墓地を見学する。【岡山県赤磐市松木】
２０２２年３月１９日土曜日の投稿です。
今日のお話は、楠公と並んで、天皇家の忠臣とされて、戦前の教科書に載せられて
有名となった、和気 清麻呂 【 わけの きよまろ】 公の墓地を見学したお話しを
紹介します。
場所は、岡山県赤磐市熊山町松木と言う場所にあります。
ちょうど目印で、赤磐市の看板が道沿いにあって、ここを東に入ります。
ちょうど、松木公民館いう 集会所があります。
そのまま東に進むと、 Ｔ字路があって、看板が出ています。
詩人の 永瀬清子さんの生家の跡があるそうです。
ここが、その 和気 清麻呂公の墓地です。
生まれた年が、天平５年【西暦７３３年頃】
亡くなったのが、延暦１８年【西暦７９９年】２月２１日
行年６７才だったと言い伝えがあります。
昨日紹介した、奈良県の東大寺の大仏殿を造ることを命じたのは聖武天皇と
されています。
ところが、聖武天皇には女の子しか子供がおらず、 次の天皇は女性天皇
の称徳天皇と言う人になったそうです。
この人が病気になり、祈祷や看護をしたのが、弓削 道鏡 と言う人だったそうです。
その後、この２人、夫婦のような関係となり、道鏡の一族は、藤原氏ら、貴族を
蹴落として、政権を動かして行ったそうです。
その後、 道鏡は次の天皇になろうとして、現在の大分県の宇佐八幡宮に
神の詔を聞いてくるように 勅使を派遣する事となり、選ばれたのが、
今日紹介する 和気 清麻呂公だったそうです。
予定では 数ヶ月後、和気 清麻呂が、宇佐八幡宮の詔を持ち帰り、
道鏡達の都合の良い詔が報告され、称徳天皇が譲位して、道鏡が
次の天皇になる予定だったそうですがーーー。
和気 清麻呂公が、それを阻み、天皇家の系統を守った忠臣とされています。
こんな事情があって、女性が天皇に即位すると、悪い人が天皇家に入り込む原因とされる
事案の見本となり、 以後、女性が天皇にはなれないことになって行ったそうです。
但し、歴史というのは、勝者によって、 都合の良い作り話が作られ、それが歴史になって
行くので、本当はどうだったのかはわかりません。
道鏡の一族と、称徳天皇に嫌われ、 和気 清麻呂 は、大隅の国こと、現在の
鹿児島県に流罪になり、 別部のきたなまろ と、名前を変えられて、追放され
たのは事実のようです。
とても大きな樹齢数百年の立派な木がありました。
周囲は、昔の道路という感じの静かな場所で、説明文を読んで
写真を撮影しました。
前から１度、気になっていた場所で、本日はお天気が小雨でいまひとつでしたが
立派な墓地でした。
じゃあ みんな また 今度ね。
【次回に続く。】【 転載コピー自由です。】