第１１４７回 旧足守藩侍屋敷を見学する。【 岡山県岡山市北区足守】模型公園
今日のお話は、岡山県岡山市北区足守【あしもり】にある侍屋敷の庭のもみじを写真撮影
してきましたので、みなさんに見ていただこうと思います。
撮影日は、２０２１年１１月１２日金曜日 お昼頃の撮影です。
お昼過ぎから現地では晴れていたのですが雲が広がり､小雨が降り出しました。
◎ 入場料は無料です。
◎ 駐車場は無料です。
昔の足守藩の家老の屋敷がそのまま保存され、展示されています。
小さな、庭には、昔からもみじの木があって、 部屋の中から楽しめる
そんな風流が楽しめる場所です。
以前、建物の中は茶室など紹介したので、今回はスルーして、庭の様子を
みなさんに紹介したいと思います。
備中国 足守藩【あしもりはん】 ２万５千石 木下家の由来は、豊臣秀吉の妻のねね
の実家です。
ねねのお姉さんの子で５男の秀明は、備後三原の新高山城の城主 小早川 隆景の養子となり
慶長５年の関ヶ原の合戦で、西軍を裏切って、東軍に味方し、宇喜多家に代わって備前国の
大名になっていきました。
ここの足守藩が 木下家の本家で、 九州の大分県の日出藩【ひじはん】３万石は、ねねの
お姉さんの子の３男で、分家筋になります。
分家の方の石高が本家より高い理由は、慶長５年の関ヶ原の合戦で３男の木下延俊は、
家康方、つまり初めから東軍に参陣して、豊後国 日出藩【ひじはん】３万石の大名と
なりました。
四男の木下俊定は、丹波の国で１万石の大名でしたが、西軍の石田三成に加わり、
戦後、改易され、打ち首になるところ、弟の小早川秀明に助命嘆願され、命を許され、
備前国 岡山藩の預かりで、和気庄で暮らしていたのですが、２年後の慶長７年に
死去したことになっています。
病死とも、殺害されたとか、いろんな説があります。
こうして、いろんな場所を訪問しては、看板の案内などを見て楽しんでいます。
風流な、竹の菊の花入れがありました。
以前は、ここは、無人だったのですが、 今回は、１人男性が管理されていました。
おそらく、彼がこれをここに置いているようです。
以前にはなかった花入れです。
正門の中は、きれいに熊手で筋が入れられていて、 きれいにされていました。
おそらく、彼が地面を整地しているようです。
それはそれは、見事に、足を入れるのがためらう程度、無人の以前と違って、きれいに
整地してありました。
こういう所に、管理人の人柄が表れます。
東側の庭の様子です。
間素ですが、茶室があります。
ここで、茶釜に湯を沸かして、庭を楽しみたいですね。
上の写真の かとう窓からもみじを撮影したらきれいです。
反対側から撮影すると、上の様な感じになります。
以前この場所に来た時に、ここに座って、緑色の新緑のもみじを見て楽しんだのです。
その時、紅葉がきれいじゃろうと 考えて訪問しました。
残念な事に、１週間程度、撮影が早かったようです。
まだ、色が真っ赤にはなっていませんでした。
現地では、 だんだん青天から、雲が広がり、小雨になっていきました。
ここのお部屋は、足守藩の御家老のお部屋です。
質素ですが、 障子を開けて、庭を楽しまれていたようです。
大きな、樹齢数百年の木があり、眺めて、帰る事になりました。
いつか、 こんな感じの 紅色のもみじの写真をお天気が良い日に撮影したいと
思っています。
みなさんも、入場料は無料ですので、よかったら、足守藩侍屋敷を
訪問して見てください。
そうーーたぶんですが、１１月の１６日、１７日、１８日くらいが見頃かもしれません。
じゃあみんな また 今度ね。
【次回に続く。】【 転載コピー自由です。】