12:古典的実在粒子と仮想粒子(4)
事象と事象の間の実在的接続は必ずしもゼロである必要はありません。これは実在粒子が実在的接続場にしたがって与えられた座標系の事象と事象の間で運動出来ることを意味しています。しかも、事象と事象の間の実在軌道に対する接線ベクトルのノルムは時間に類似している必要もありません。なぜなら、この必要性は測定するために事象のペアーを持たねばならないことから発生するものでありながら、事象間からそのための土台が失われてしまっているからです。
これは次のように言い換えることが出来ます。つまり、与えられた条件に従って測定方法を選択することによってノルムが保証されるとしても、これらの測定が行われる事象中の地点に限られるということです。事象間で何が発生しているかわからない場合、私たちは可能性として考えられるさまざまなバリエーションに注意を向けねばなりません。すると、たとえば、接線ベクトルのノルムも外部接続も事象中で一定の値を持っている軌道上で周期関数を成していることが分かります。スケールの振る舞いが明らかなのは事象中においてのみなので、私たちは事象間でスケールが変化する可能性をつねに考慮しなければなりません。
実在粒子の固有作用量はこの粒子の軌道における事象数と実際に完全に等しく、また事象の離散的集合を連続した数に写像した形になっています。この作用量は接続の零位点と零位点の間の間隔、あるいは接線ベクトルのノルムが厳密に虚数になっている点と点の間の間隔を求め、それぞれの間隔を固有作用量の標準的な変化の値と見なし、これを合計することによって求められます。
さいごに、仮想粒子について整理しましょう。私たちは限りなく多くの事象を構成している領域に実在的対象が存在することを補間法を使って推測していますが、同様にして、事象がまったく存在しない領域に対象の存在を推測しています。そして、これによって生まれたのが、2つの素事象の間の何も存在しない領域に仮想粒子が存在するというアイデアです。
仮想粒子の軌道に制限として掛けられるのは、軌道には2つの事象しか存在しないということ、これのみです。この粒子の固有作用量は、最小値である定数hにまで減少します。ただし、この値は決められた約束にしたがって、ℏ=h/2π,1あるいは2πとなります。なお、仮想粒子は古典的スケールとかスケールの原型の役割を果たすことは出来ません。