彼らのそうした身の上話は大いにぼくを勇気づけてくれ、授業が難しくなって落ち込んでも、彼らが周りにいるおかげで、また頑張って続けようと思うことが出来た。
ぼくは想像しないわけにはいかないー今もなおほかに何人の仲間が旅の途中で闘っていることだろう?彼らのことを考えると、最近目にした偉大な牧師、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアのことばが思い出される。
「もし飛べないなら、走りなさい。走れないなら、歩きなさい。歩けないなら、這っていきなさい」僕たちは今も前へ進み続けようと頑張っている人達を励まさなければいけない。
ぼくはクラスの仲間たちと新しいアフリカを創りたいとよく話し合っているー犠牲者ではなくリーダーを生む場所を、施しを受けるのではなく、自ら変革をもたらす大陸を創りたいと。
今も自分と社会を高めようと努力しながらも、絶望的な状況に挫けそうになっている多くの仲間がいる。
この物語がそんな彼らに届いてくれればと思う。
きみたちは一人ではないということが彼らに伝わればと思う。
協力し合えば、僕たちには君たちの背中の“不運”という名の重荷を取り除く手伝いが出来る。
さらに、ぼくがそうだったように、その重荷をばねにしてより良い未来を創ることも。
風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった
ウィリアム・カムクワンバ/ブライアン・ミーラー