スタジオライフの舞台、『はみだしっ子~in their journey through life~』のあらすじと感想です。
沢山の間違いとネタバレ、激しい私見をお許し下さい。
台詞と順序は不正確です。
ご容赦下さい。
(1970~80年代のイギリスの物語です)
主人公の4人は、トリプルキャストです。
・TRK(トランク)チームは
グレアム(岩崎 大さん)
アンジー(山本芳樹さん)
サーニン(緒方和也さん)
マックス(田中俊裕さん)です。
・TBC(タバコ)チームは
グレアム(仲原裕之さん)
アンジー(松本慎也さん)
サーニン(千葉健玖さん)
マックス(伊藤清之さん)です。
・BUS(ボウシ)チームは
グレアム(久保優二さん)
アンジー(宇佐見 輝さん)
サーニン(澤井俊輝さん)
マックス(若林健吾さん)です。
(順不同をお許し下さい)
ケイトとマイラ(藤原啓児さん)は、サーニンを気絶させて、屋根裏部屋に閉じ込めました。
二人は、一見、親切そうな中年女性ですが、裏では悪事を重ねています。
(←ケイト役は、宇佐見 輝さん(トランクチーム)と、緒方和也さん(タバコとボウシチーム)のダブルキャストです)
そしてケイトたちは、嫌がるアンジーに、女優のイブ・ホーンの息子役のオーディションを受けさせるために、サーニンを人質にしたのです。
(←彼女たちは、イブとアンジーが、実の母子だとは知りません)
やがて、暗闇で目を覚ましたサーニンは、過去の記憶がよみがえり、PTSDを発症しそうになります。
(←サーニンは、お母さんが亡くなった後、実父から、地下室に監禁されていました)
サーニン「前に閉じ込められた時は…。
あれは冬だったんだ…。
冬だったのに…!
気づいたら、夏になってたんだ!!
動けないよ、アンジー!!」
サーニンは、以前のように、解離を起こしかけました。
しかし彼は、大切な仲間たちと、厳しい環境でも生きて行く、渡り鳥を思って、必死に心を持ち直します。
サーニン「…渡り鳥は、嵐で仲間の姿が見えなくなっても、信じて飛び続けるんだ!」
しかし監禁生活が、5日を過ぎたとき、サーニンは、希望を失いそうになります。
サーニン「ずっと、何も変わらない…。
僕、これから先いつまでも…」
サーニンは、再び『心が人間から離れた状態』に、陥りそうになりました。
そのときサーニンは、ポケットから出した小さなナイフで、自分の左腕を傷つけます。
そして、傷の痛みによって、正気を取り戻したサーニンは、荒海に立ち向かうように叫びます。
サーニン「渡り鳥は、海の上をずっとずっと飛んで!
飛んでも飛んでも、まだ海で!
それでも懸命に飛び続けて!
そして、いつか陸地を見るんだ!!」
(←アンジーと仲間たちを信じて、過去の虐待経験を乗り越えようとする、サーニンの叫びに心を揺さぶられました)
・場面は変わります。
(←順不同をお許し下さい)
そのときケイトは、騙して売春を斡旋した、家出少女に脇腹を刺されて、苦しんでいました。
そこに、サーニンたちを助けるために、アンジーとグレアムが駆けつけます。
そのとき同行していた、ケイトの娘のメイ(吉成奨人さん)は、信じられない表情で、苦しむ母を見つめていました。
メイ「…ママ!!」
ケイト「…救急車を…!」
グレアムは、急いで電話をかけようとしますが、アンジーが、腕を掴んで止めました。
アンジー「電話の前に、サーニン達のいる部屋を教えろよ!」
ケイト「…屋根裏部屋よ…」
その瞬間、愛玩子だったメイは、信じられない現実を突きつけられました。
彼女は、優しいお母さんが、悪人ではないと確かめるために、ここに来たのです。
ケイトは、苦しみながらも、娘のメイに手を伸ばします。
しかしメイは、その手を握ることが出来ずに、ふらふらと舞台前方に歩き、中央の床にうずくまりました。
メイ「アンジーの言ったことは、本当なのね…?」
アンジー「…僕達と、一緒に来るかい?
僕は、君のナイトにはなれないけど。
友達にならなれるよ…」
アンジーは、深く傷いたメイを労り、優しく仲間に誘いました。
しかしメイは、現実を拒否して叫びます。
メイ「アンジー、嫌い!
クレア姉さんが、帰って来てくれるわ!!」
アンジー「…そうだね…」
メイの姉のクレアは、おそらく母の犯罪に耐えられず、半年前に家を出ていました。
そしてクレアは、少し前に事故で亡くなっています。
しかしアンジーは、お姉さんは寄宿舎にいる、と信じるメイに、真実を知らせることが出来ません。
その後、メイは、母が横たわる階段の隣に、少し距離をおいて座ります。
母と娘は、一言も言葉を交わしません。
そして、俯いたメイは、怪我をした母に、一度も触れようとはしませんでした。
(←メイは、アンジーたちと、共に旅立つことを拒みましたが、母の手を握ることも出来ません。
メイの人生の戦いは、これからなのだと思います。
そして、メイを残酷な現実から守り、幸せな夢を見せていた、お姉さんのクレアの罪と愛情が、大変に悲しかったです)
その後、アンジーは、舞台の右側に立って独白します。
アンジー「嫌なことも、悲しいことも知らず。
美しいものだけを見ていられるなら…。
それが出来るなら、幸せだね。
けど、俺には出来ないよ。
どっからか声がして、心の中で叫ぶんだ。
押し込められるのは嫌だ!!
色々なこと、人達…。
出会って、びっくりしてみたい!
行こう!
渡り鳥に会いに行こう!
雨風と戦いつつ、力の限りにやって来る鳥さんに!
長い長い旅の途中、力尽きて波間に沈むなら、まだ諦めもつくだろうが。
ねぇ、鳥さん。
けど鳥さん、捕まるな!
カスミ網に捕まるな!!」
その後、サーニンは救出されて、4人は喜び合います。
そして再び、彼らの旅は始まるはずでした。
しかし、その後、アンジーは、精神的なストレスから発熱し、小児麻痺の後遺症が再発します。
そのために4人は、一ヶ月半の間、小さな街の安アパートから、動けなくなりました。
アンジーは、舞台右側の階段に座って、ぐったりしています。
そのとき、グレアムが辛そうに、客席正面に向かって、アンジーを苦しめている事情について、説明しました。
グレアム「見せつけられた残骸が、音をたててアンジーの体調を狂わせたから…」
そしてグレアムは、新聞の広告を読み上げます。
グレアム『応募してくれたまま、連絡を絶っているアンジー君。
リフェール(アンジーの本名)という名に、心あたりがあるなら、ご連絡下さい。
イブ・ホーン』
以前に、ケイトが賞金目当てで送った、アンジーの写真は、主演のイブの目に留まっていたのです。
アンジーは、スターとなった母を、隠し子のスキャンダルから守りたくて、発言を止めさせるために、手紙を書きました。
確かに僕はリフェールだけど、例の応募は、自分の意思ではなく、今後も迷惑をかけるつもりはないと。
しかし、次々にイブからの手紙が届きます。
『会いたいわ。愛してるの』
そしてアンジーは、その度に体調を崩し、リハビリで回復した脚は、動かなくなっていきました。
アンジー「幸せな思い出が、僕を苦しめる…」
そのとき、舞台後方の階段の上に、過去のイブが現れます。
(←イブ役は、仲原裕之さん(トランクとボウシチーム)と、久保優二さん(タバコチーム)のダブルキャストです。
美しいイブは、長い金髪で、つばの広い白い帽子を被っています)
イブは、まだ女優の卵だった頃、アンジーを姉夫婦の家に預けて、2週間に一度、会いに来ていました。
イブ『リフ(本名)、ママを恨んでない?
ママは、パパと結婚しなかったから…。
あなたは、パパがいないラブ・チャイルドなの。
アンジュって、天使って意味よ。
リフ、私の天使!』
アンジーは、悲しそうに、母が自分を捨てる前の、愛の言葉を思い出しています。
(←アンジーは、イブが去ったのと同時期に、小児麻痺を発症しています。
そのときアンジーは
『僕の脚が悪くなったから、ママは来なくなった』
と思い込もうとしていました。
もし健常者だったら、ママは、スターになることよりも、僕を選んだと。
そのためにアンジーは、一切のリハビリを拒否していました。
その後、アンジーは、残酷な現実を思い知り、絶望の中から、松葉杖で立ち上がります。
しかしイブの手紙は、アンジーの身体を再び、現実を拒否する『眠り姫』に逆戻りさせてしまいました)
そんなとき、グレアムの従姉のエイダが、訪ねて来ました。
(←エイダ役は、松本慎也さん(トランクとボウシチーム)と、宇佐見 輝さん(タバコチーム)のダブルキャストです)
以前、エイダは、母の死はグレアムの責任だと、彼を責めて苦しめています。
そのために、サーニンはエイダを警戒し、グレアムは、悲しそうに俯きました。
しかし、素直なマックスは、喜んでエイダに駆け寄ります。
(←アンジーは、このとき部屋で休んでいました)
エイダは、グレアムたちを心配し、忠告します。
エイダ「叔父様が…。
あなたのパパが、今、あなたを追ってるわ!
あなたたち、ここに長く居すぎて、つきとめられたのよ。
2~3日中には、叔父様が、この市に来るわ。
早くお逃げなさい!」
しかし、その瞬間、グレアムは、戸惑った表情になりました。
グレアム「…逃げるの?
また…?」
グレアムは、ずっと、母や伯母(エイダの母)を苦しめ、自分を虐待した父から、逃げ続けて来ました。
しかし、大切な仲間と共に過ごし、思春期にさしかかったグレアムは、いつしか自分が、父との対決を望んでいることに気がつきました…。
まだ続きます。
読んで下さったかたに、心から感謝します。
本当にありがとうございます。