「タイムフライズ」のあらすじと感想です(3) 何か出来るはず | 1904katuoさんのブログ

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ミュージカル座の舞台、『タイムフライズ』のあらすじと感想です。

月組について書かせて下さい。

(←私は月組のみの観劇でした)


沢山の間違いとネタバレ、激しい私見をお許し下さい。

台詞も順序も不正確です。

ご容赦下さい。

前回の続きです。



現代から、1968年にタイムスリップした哲平(石井一彰さん)と大輔(内藤大希さん)。


二人は、昭和の大学生である富田(梶 雅人さん)のアパートに招かれました。

『闘争生活』と書かれた、大きな布の貼ってある彼の部屋は、みんなのたまり場になっているようです。


その部屋には、富田の友人の芹沢(藤井凛太郎さん)が居候していました。

彼は「学生運動させるために、お前を大学に行かせたわけじゃねぇ!」

と言われて、親御さんに仕送りを止められていたのです。


狭い部屋の中で炬燵にあたりながら、綿入れを着て、仲間と理想を語り合う皆さん。


そのとき、学生の田川静子(池町映菜さん)が、大輔の赤いスニーカーに目をとめました。


田川「変わった運動靴はいてるのね。
(・ ▽ ・)」


彼らは靴を手に取り、商品名を『ニッケ』と読みました。


大輔「…ナイキです。
( ̄ー ̄;)」


その後、皆はそれぞれに、自分の考えを哲平と大輔に話します。


芹沢「うちは青森のリンゴ農家で、しかも貧農です。

大学の学費は、うちの祖母ちゃんが、裏の畑を売って作ってくれました…」


しかし彼は、勉強を続けるうちに、両親が貧しさに苦しむのは、社会の矛盾と経済の仕組みのためだと気がつき、運動に参加したのです。


温厚な学生、古賀 光(古澤利人さん)は語ります。

「第二次世界大戦で、多くの過ちをおかした、この国に生まれた自分たちには責任がある」と。


田川「大学進学率が2割に満たないこの国で、私たちは、チャンスを与えられたのよ」


彼らは、大学生である自分たちには、世の中に対して義務があると思っています。

しかし、熱い言葉を交わしながらも、彼らの空気は和やかで、夜鳴き蕎麦の音が聞こえると、喜んで外に出て行きました。


残された大輔は、不安そうに呟きます。


大輔「母さん、今頃ご飯作って待ってるんだろうな…。

明日、大切な面接があるのに。

ねぇ、てっちゃん。

僕たち、どうなるの?」


その後、部屋を出て行く大輔。

一人残された哲平は、困惑しながら呟きます。


哲平「昭和43年か…」


哲平は、不安を吐き出すように『Tell me why』を歌います。


哲平『昨日と同じなのは 青空だけ

追いつめられてた

眠れずに過ごす夜もあった

心の中で 逃げ出したいなんて

思ったことの罰なのか?

Tell me why♪』


しかし、哲平の悲しい歌声は、誰にも届きません。


場面は変わります。


学生たちが校内で、アジ演説をしています。

その中には、男装の麗人のような、剣持和子(嘉月絵理さん)の姿もありました。

(←剣持さんの服装は、ベージュのズボンに黒いジャケットで普通なのですが、雰囲気が凛々しいです。
(///∇//)

演じる嘉月さんは、元宝塚の男役です)


剣持「私は、女性の地位向上のために闘っています。

私たちは、女性である前に、人格を持った人間であることに気づくべきなのです」


そのとき、学生の知念明海(磯貝レイナさん)が、演説を真剣に聞いていました。

彼女は、真摯に問いかけます。


知念「本当ですか?

参加の動機は問わないって」


彼女は、今まで学生運動は、学内の問題だけを対象にしていると思っていました。

しかし、剣持が女性の問題を訴えるのを見て、認識が変わったのです。


芹沢「君の動機は?」

知念「ベトナム戦争の終結と、沖縄の返還です!」


知念は、アメリカ占領下の沖縄から、留学という形で東京の大学に進学していたのです。


そのとき、大学の教職員たちが現れ、運動の妨害を始めます。


竹刀を持ったジャージ姿の教職員は、乱暴に知念を突き飛ばしました。

慌てて彼女を抱きとめる哲平。


さらに別の教職員は、剣持の手から、アジビラを取り上げます。


教職員「ビラ撒きも禁止だ。

女がこんなことをやってると、嫁の貰い手が無くなるぞ!」


差別的な発言をし、セットの2階から、ビラを投げ捨てる教職員。

古賀は、憤る剣持を、一生懸命に説得して止めています。


そのとき、運動に理解のある教職員、三宅房江(奥田奈未さん)が、上手くその場を切り抜け、衝突を避けて、学生たちを助けました。

唖然とする教職員たちと、希望を取り戻す学生たち。


学生たちは、明るい声で『変革を求めて』を歌います。

アジビラを振りながら、歌い踊る学生たち。


哲平と大輔も巻き込まれるようにして、舞台前方に一列に並び、ラインダンスを踊ります。

(←とても素敵なミュージカルでした。
(*^▽^*))


場面は変わります。


皆が去った後、セットの2階で、知念が『何か出来るはず』を歌い始めます。


知念『青い海 緑輝く美しい沖縄

眩しい空の下で 私は生まれた

むごい悲劇のせいで

奪われた私のふるさと

お願い 返して

心の中で叫んでいた

遠くに感じたふるさとも

この空に続いている♪』


その後、舞台の一階に、清楚な学生、板岡ひとみ(白華れみさん)が現れます。

広島出身で、母の胎内で被爆した彼女も歌い始めます。


板岡『どうすることも出来ない 悲しい真実

母の中 光を浴びて私は生まれた

黒い雨 汚された私の命

私の時間は あとどれだけ残っているの?

この願いを言葉に変えて

二度とあの悲劇を 起こさないように♪』


その後、セットの3階に、髪をみつ編みにして眼鏡をかけた、おとなしい学生、森下信子(会川彩子さん)が現れます。



森下『小さい頃からずっと 言われるままで

遠くでずっと見ていた

叱られることが怖くて

臆病で無口な私がいる

でも 何か出来るはず

こんな私でも♪』

三人『何か出来るはず

こんな私でも

この空は続いているはず♪』



彼女たちは、くしゃくしゃになったアジビラを、大切に抱きしめました。


(←必死に悲しみを乗り越えようとする、女性たちの強く美しい歌声は、未来の希望を感じさせました。

三人の服装は、知念さんは水色のカーディガンを着ています。

綺麗な沖縄の海と空を感じさせます。

長い黒髪が美しいです。


板岡さんは、原爆の炎を連想させるような、赤いジャケットを着ています。

演じる白華さんは、元宝塚の娘役だった気品のある美人です。


森下さんは、オフホワイトのカーディガンを着ています。


とても優しそうな印象です。

沖縄や広島の悲劇に向き合うことと、内気な女性が変わりたいと願う気持ちが、同列に描かれていることが、私はとても好きでした)



まだ続きます。

読んで下さって、本当にありがとうございます。
(^-^。)。