「絶対BLになる世界 VS 絶対BLになりたくない男 ファイナル(シーズン4)」の感想です。
たくさんの間違いとネタバレ、激しい私見をお許し下さい。
前回の続きです。
シーズン1~2で、モブ(犬飼貴丈さん) の想い人だった菊池(伊藤あさひさん)が、身を引いてしまいましたね。
( ;-; )
留学から帰国した菊池は、街で見かけたモブが、他の人に恋していることに気づいたのです。
菊池は、何も言わずに、初めてモブから好きだと告げられた(シーズン1)、夜景の綺麗なビルの屋上に行きました。
そして、モブへのプレゼントの指輪を、投げ捨てます。
すると、誰もいないはずの屋上に、菊池の昔の恋人である、五十嵐(猪塚健太さん)が、現れました。
昔、まだ幼かった菊池は、五十嵐のマイペースな強引さについていけず、別れてしまいました。
しかし今の菊池は、 美しく成長し、しっかりした大人になっています。
(←物語の時間軸では、さほど年数は経っていないはずなのですが。
( ; ´ Д` ))
そして菊池は、ずっと自分を想い続けていてくれた、五十嵐の気持ちを受け入れました。
(←五十嵐も優しい大人になりました。
彼は今、「フラワーショップいがちゃん」の店主になっています。
五十嵐は、菊池にそっと、コスモスの花を差し出しました。
モブにも五十嵐にも、菊池は、コスモスの花のように見えていたのですね)
…せっかくのハッピーエンドですが、愚痴を言わせて下さい。
(:> Д <;)
菊池は、原作漫画では、小さな脇役でした。
ですが、ドラマのオリジナル設定では、モブの想い人に変更されています。
しかし、原作が進むと、モブに恋する高校生、旗野(はたの、世古口 凌さん)が登場します。
それゆえに、ヒロインが二人のような、困った事態になってしまいました。
(←私は、旗野も大好きです(泣))
そのため、菊池は、物語から退場して行きます。
ファイナルでモブが、コンビニに入ると、旗野が職業体験で働いていました。
モブは、逃げるように帰宅します。
その後、モブが、コンビニで買ったソーダアイスを食べていると、当たりが出ました。
そのとき、引き換えに行けないアイスの棒を見つめるモブからは、旗野への愛おしさが伝わって来ました。
菊池の留学で距離が離れてしまったら、心が移ろうのは、仕方がないことだと思います。
でもやり切れないのは、モブはきっと、菊池とは自然消滅したと思っていることです。
身を引いた菊池の気持ちは、モブには伝わっていません。
シーズン3(絶対BL 2024)の冒頭でも、空港で、モブと菊池が、恋人になりそうな瞬間がありました。
しかし、この世界の神のようなBL漫画家、真山(和田颯さん)が、タブレットに描かれた、二人の絵を消してしまいます。
すると二人は、恋人未満な友人に戻りました。
そして菊池は去り、モブは、飛び去る飛行機と反対方向に、泣きながら走ります。
出来ることなら、モブと菊池には、きちんとお別れして欲しかったです。
常にモブには責任の無いところで、菊池との恋が終わるのが、納得できなかったです。
( : - : )
話題は変わります。
モブの家庭は、平凡ですが、夢のように幸せです。
モブは、BLの世界のあらゆるフラグを警戒していますが、このドラマの 中には、「不幸な家庭環境」は登場しません。
一人で洋館に住む、孤独な優等生、西園寺(青山凌大さん)も、誕生日には、ご両親がプレゼントを抱えて帰国しました。
(←西園寺のエピソードは、「トーマの心臓」みたいな雰囲気でした。
( ≧ ∇ ≦ ))
ですが恋愛をしたら、モブは、いつかこの幸せな家を出て、パートナーと暮らすことになります。
高校生の弟、綾人(ゆうたろうさん)には、同級生の恋人、東條(塩野瑛久さん)がいます。
お父さん(才 勝さん)と、お母さん(舟木 幸さん)との幸せな4人暮らしは、あと数年だと思います。
モブが恋愛を怖がり、逃げているのは、それも一因なのでは、と思いました。
(←ウルトラ私見をお許し下さい。
( ; ´ Д ` ))
三年後、社会人になったモブは、二十歳になった、旗野の求愛を受け入れました。
(←モブは、「未成年とは、付き合えない」と、17歳の旗野の告白を断っています。
そして旗野は、モブのために、自分が成人するまで、会いに行きませんでした)
モブは、今、旗野と二人で暮らしていることが、最後に、二本並んだ歯ブラシで暗喩されます。
私見ですが、ドラマ絶対BLは、モブが生まれた「家」を出て、新しい「家」を作るまでの物語のように思いました。
以上です。
旗野は、侠気があって、一途で、凄く素敵な少年なのですが、私は今、推しカプ(モブ菊池)が別れて傷心中なため、これで失礼いたします。
それから、綾人の高校に不良が少ないのは、学校で最大の勢力が、東條ファンクラブだから、という理由が大好きでした。
私も東條ファンクラブの男子生徒たちと一緒に、『推しが神♡』とか書かれたキラキラの団扇を振りたいです。
( ; ▽ ; )ノ
絶対BLの感想は、以上です。
情けない恨み節を聞いて下さって、本当にありがとうございます。
4年間、このシリーズが観られて幸せでした。
皆さまに感謝します。


