うちの小さな桜が満開🌸🌸🌸


昨年の秋に亡くなった父

10年前に父と母は熟年離婚


ふたりともにひとり暮らし

母は離婚の1年後に他界


両親のゴタゴタで父とは距離をとって数年会っていなかった

3年ほど前ににふと父に会いに行き

それからポツポツと会う程度


で、一昨年の初夏

激痩せしてる父を見ておかしいと思い病院へ

癌末期


最後の1年間お世話しながら、知らなかった父の色んな部分を見ることが出来た


ありがとうと大泣きしたり

寂しいから会いに来てとお願いされたり

私が父の家に行くのが面倒で仮病使ったら

体調は大丈夫なのか?といつまでも心配してくれたり


物を大事にする人なんだと知ったのもこの頃だ



女ばかりの家族の中で父は寡黙で

自分から家族にコミニケーションも取らないし

ただいる人

いつもいる人

みたいな感じだった



父の父親

私からしたら祖父


祖父は父が小さい頃から放浪癖があり

いつも家に居なくてたまにポツリと帰ってくる人だったみたい

女癖も悪くて外に子供が何人かいたらしい




何となくだけど、確かめてないけど

もしかしたら家にずっといる事

家族のそばにいる事

これが父にとっての最大の愛情表現だったのかも知れない


都合良く私が解釈してるだけかもだけど。。。


何となくそう思うのだ




○○してくれなかった!!


私は愛されてなかった!!

そうやって親を責め立てて生きて来たけど


自分も親になり、親として不器用過ぎてほとほと自分がイヤになった時期を経験してみて


もしかしたらアレもコレも親の愛情だったのでは?



もしかして?もしかして?


そうやって自分が思い込んで来た物を疑ってみてると


アレもコレもと

愛情だらけだったんじゃないのか?


これまた都合良く思えて来る



うん、それで良い


自分の都合良いまんま

そう思う事にする


ありがとう



亡くなる前に春になったら薄墨桜を見に行きたいって

おねだりしていた父


それに比べたら小さな桜だけどきっと喜んでるだろう

都合良くそう思っておく