陳腐な四畳半の話。
音楽の量ってきっと少なくて良くて、
でも少ないってちゃんと在って。
ふたり分の枕の、ひとり分の、ふたりきり。
そんな話。キスってなんだと思う?
激しいほど意図的だって思っちゃう心だってあっていいじゃない。
ひとりよがりがかわいい時だってあるじゃない。
思えば最後だと思って交わす先の約束なんて、数え切れないほどしてきたわ。
私の中の季節を象徴する、鱗のない魚。酸素で傷ついちゃうような、忘却を往来する、思い出すことを前提とした思い出の魚になって、名前を付けてもらえるまであたし、早く死んじゃおうとしてみるの。
そしたらさいご、
このシングルベッドの上では、
許され合う。
そうでもしないとあたし、
あたしじゃなくなっちゃう。