いっきゅう会がゆく~宮城マスター検定1級合格者のブログ~ -19ページ目

いっきゅう会がゆく~宮城マスター検定1級合格者のブログ~

  難関ご当地検定として知られる宮城マスター検定1級の合格者で作る「いっきゅう会」のメンバーが、宮城の魅力をお伝えします!

宮城県の端っこに行く!第2弾は西端です。宮城手帳2025では東経140度16分30秒と記載されています。(緯度は北緯37度58分57秒)国土地理院のホームページで場所を検索すると七ヶ宿町の山の中が最西端のようです。車で行ける一番近いところに行ってみました。
白石市から国道113号を西に進み、七ヶ宿町湯原から町道で稲子峠を超え稲子集落へ向かいます。この集落はトリビア150の№44に記載されていますのでご覧下さい。

(稲子集落)
ここを右折、狭く走りにくいため「酷道」と言われる国道の一つ「国道399号」を西へ進みます。途中で福島県福島市に入り、さらに進むと鳩峰峠(標高785m)にたどり着きます。

(国道399号線 宮城県から福島県へ)

(鳩峰峠(福島市))
鳩峰峠は福島県福島市と山形県高畠町の境にあたります。北側に放牧地が広がり、その奥に山の峰が連なっています。西には高畠町の街並みが見渡せます。この鳩峰峠から北北東にある龍ヶ岳(994m)の先、湯原山国有林の標高982m地点あたりが宮城県の最西端になります。鳩峰峠から直線距離にして1.3㎞の地点です。

(鳩峰峠から見る北の山々)

(眼下の高畠町方面を見る)
七ヶ宿町にはこれ以外にも県境を越える道路が2本あります。一つは国道113号線。二井宿峠にある二井宿第二トンネル入口付近が県境で宮城県七ヶ宿町と山形県高畠町の境になります。ここで東経140度17分00秒です。宮城県側で一番近い集落は「湯原集落」で、七ヶ宿街道の宿場の一つです。この近くには玉の木原水芭蕉群生地があり、4月下旬から5月上旬に可憐な花を咲かせます。

(国道113号二井宿第二トンネルの県境)

(湯原宿)

(玉の原水芭蕉群生地(説明看板から))
もう一つは国道113号から分岐し北上する県道13号上山七ヶ宿線の金山峠(標高623m)越えです。ここは東経140度17分50秒になります。金山峠は羽州街道の一部で遠くは弘前、秋田、庄内、山形の13藩が参勤交代で利用したとされる街道です。宮城県側で一番近い集落は七ヶ宿街道間の宿「干蒲集落」です。町民バス七ヶ宿街道線の終点の集落になります。峠の近くには白石川の源流の地「鏡清水」があり、滾々と湧き出る水を眺めながら江戸時代の旅人に想いをはせることができます。どの場所も魅力的な最西端の場所と言っても過言ではないでしょう。しかもこの辺の道路では山間地ならではの出会いとして、野生のカモシカや猿の群れに遭遇することがあります。

(金山峠(山形県側から))

(鏡清水)

(鏡清水の湧口)

(干蒲集落)

(国道399号線で出会った猿の群れ)
宮城県の最西端は豊かな自然と歴史の詰まった場所でした。おっと、忘れるところでした。七ヶ宿と言えば「そば」。こちらもぜひご賞味下さい。

(七ヶ宿のそば)

(執筆:マッツアン)