《トリビアNo.42の2》アインシュタインの松島訪問 100年前のことだと知っていた? | いっきゅう会がゆく~宮城マスター検定1級合格者のブログ~

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 ノーベル物理学賞受賞者アルベルト・アインシュタインが出版社の招きで、1922(大正11)年12月3日東北帝大(現東北大)の講演後、月見をするために夫人と共に松島を訪れました。彼は、仙台市公会堂で講演後、東北線の旧松島駅で降り、同駅から、宮城初の「松島電車」で松島海岸駅地区の五大堂駅で下車、やっと午後4時過ぎ松島海岸に着きました。この「松島電車」は、松島観光を目的に計画、1922(大正11)年2月営業開始され、アインシュタインは10ヶ月後に乗車しました。開通後の成績は好調であっが、経営権に問題が生じ、かつ、宮城電鉄(後の仙石線)の開通等で、会社を解散、1939(昭和14)年宮城電鉄に譲渡しました。
 アインシュタイン一行は、旅館「白鴎桜」のあずまやで、月を見た彼は、あまりの素晴らしさに絶句しました。その後感想を聞かれ、「どんな名工の絵でも、精巧な写真でもこういう自然美は見られない。日本に来てから初めての景色だ。」と言ったそうです。
 このように松島の絶景は松尾芭蕉からアインシュタインまで東西の偉人を感動させます。また、2013(平成25)年12月には「世界で最も美しい湾クラブ」(本部はフランス・バァンヌ市)に日本で初めて加盟したことでも話題になっておりましたが、アインシュタインが去年の12月3日で100年を迎えた事など、私はじめ皆さん認識していたでしょうか。新聞記事によりますと、松島町の「カフエ・アルバート」の店内にアインシュタインの来訪時の資料や写真、書籍を展示してあるとのことですので、来訪してみては如何でしょうか。

 

参考文献    河北新報記事
        宮城県公文書館「公文書にみる昔の軌道・鉄道」

 

(執筆 吾妻 信夫)