僕は結局はげることが怖いという妄想にすべてを奪われてしまっていたようだ。
なぜこんなにバイトがつらいのだろう。
緊張して、はげそうで嫌だ。
そのことを考えて、はげそうで嫌だ。
そのことが・・・
のように、終わらないハゲの負のスパイラルにはまっていた。
ここに苦しみの80パーセントはあると思う。
鏡見ろよ。
はげてないだろうが。
醜形恐怖症の一種だろうから、病院行った方がいい。
そして、自意識の問題がある。
人より早く仕事ができないのが怖い。
【その怖さがハゲを引き起こしそうで嫌だ。】
人と同じように生きていたいと思う。
人と同じではない面倒なことは憂鬱だ。
僕は一番ベタな行動を目指していた。嫌いだったのに。
自分を常に評価している人がいると思っている。
そいつを裏切りたくない。
そんな人間いないから、もっと乾いて生きろよ。
そのダブルパンチが、バイトを憂鬱にさせる。
解っているなら変えろ。病院いけ。
お前はいつもそうやって甘えてばかりだ。
自分が行動に移さなくても、神さまのような人が状況を変えてくれるのではないかと思っている。
それに尽きる。
目標が高すぎるんだ。
誰が見ても納得する人生になんてしようとするなよ。
無理だし、それは相手の奴隷になっているんだ。
相手に評価されなくちゃ、人生なんてクソつまんねえじゃねえか。
それはそうだが、自分の感性を相手に焼き付けられると思うな。
自分の動作が相手の心を動かしていると思うな。
お前みたいに簡単には相手の心は動かないんだ。
ありのままの心を文章にすると、幼稚なものになる。
だから、演技めいたものをして、筋を通さないといけないと思っている。
幼稚でいいんだって。
オレは、お笑いが好きだけど、それは、笑わせている自分に興味を持ってほしいからだろう。
こいつはどんなことを考えているのかと思わせたいのだろう。
好きなものが、自分を苦しめているとわかった時は切ない。
みんなを笑わせた後、相手の顔を見てはならない、音で十分だ。
顔を見ると、オレは勘違いをするから。
コイツすげえとか、思われていると勘違いをしてしまう。
だから、下をむこう。
そうすると、恥ずかしがっているウブなヤツだと思われそうだ。
オレはそこまでまわりこんでしまう。
ちがう。擬態をしているんだ。
そういうことを全部わかっていてほしい。
はじめに他人の考えありき になってしまっている。
他人は私ではない。
中学の頃、というか、今も、何か面白いと自分が思うことを言った後、直接話しかけている相手ではない人の顔を見て、判断していた。
良く考えたら、考えなくても、その人はオレに興味がない。
なのに、オレはその人を無理やり評価ゲームに参加させている(と思っている)
変なところでポジティブとはこういうことだ。
誰もお前を見てないよってところで、視線を感じて、自分の味を知らせようとする。
リアルすぎて気持ち悪い。
誰もお前に興味を持っていない。うるさいと思っているだけ。
ならそのうるさいという気持ちにこたえて、静かにしていようと思う。
そういうことじゃない。「気持ちにこたえて」とかの傲慢さが人と違っているのだ。
お前はどうなんだよ。うるさいと感じるか。
そう聞かれたら「うるさいと感じる」と必ず答えてしまう。誘導尋問に必ずのっかるのだ、オレは、人が怖くて、ガッカリさせたくないから。
そうじゃなくて、自由でいいんだ。そういうところから始めるんだ。
仕事ができないのは憂鬱だ。
自分でわかってしまう。お先真っ暗だ。
僕は50歳くらいでもフリーターなら、テロ組織にでも入ってテロでもやってやろうと思ったがやめた。
親戚がかわいそうだ。
親戚は僕の親戚であることを選べずに生まれる。
僕が悪さをしたら、記者たちが親戚の元に行って、親戚の生活があらされるかもしれない。
だからそういうことはやめておくことにした。
自分の頭で考えるんだ。
何のインセンティブもないがな。
生きるインセンティブがない。
欲しいものもない。やりたいこともない。仕事もできない。
大学に通っているから、とりあえず今の生活を続けているけど、
就職活動なんて本当にできんのかね。無理だと思う。
でもやらなきゃ、終わってしまう。
すんげえ大変だな。人生って半端じゃなかった。
鬱陶しさはどこにいっても山のようにあるし、自分の性格は変えられない。
道標もない。
だけど、普通以上でいたい。
誰かと比べて、リードしていないと不安なんだ。
楽しいことも中にはあるだろう。
だけど、砂漠の中の一滴の水なんだ。
ジュっと音を立てて、それだけ。
いや、砂漠ならまだいい。余計な考えが入り込まないほど乾いている。
僕の場合はヘドロだ。
全ての行動を、誰かにチェックさせようとする。
自分が完全に消えている。
自分なんてものを存在させると不安だから。
わけのわからない謙虚さ。
お前本当にそう思ってんのかよ。
違うだろうが。
表現できてないだけだろ。
バイトやるたびに精神病みたいになってたら、ダメだ。
何やってるんだよ。
どうやったら真面目にがんばる意欲がわくんだよ。
寿司屋のバイトをやめるとき、先輩が笑いながら言っていた。
「これから大変だと思うけど頑張って」って。
その時は、その言葉に何も感じなかった。
今になって思う。あの先輩の言葉は当たっていた。
しかも、簡単に言い当てられるということは、僕みたいな人は結構いるということじゃないか。
僕は不思議だ。僕みたいな人が結構いると言うだけで、救われるのだ。ほんの少し。
あの花の良さは、エンディングではなくオープニングにあると思う。