2023/2/25 投資日記~(続)節約も大事だけど、お墓を買いました~
「資産形成のためには節約が大事」と常々言っておきながら、高い買い物をすることになりました。
お墓、買ってきました!!
(続編です。)
1.墓地区画
2.決定権、我が家の場合
3.巻石
4.サイズ・形状・仕様
5.「石」
6.詳細確認
7.今後の流れ
8.他人の正解は、あなたの不正解
昨年2月に、母が亡くなりまして、1月末に一周忌法要を済ませて
寒い時期を避けて、遅ればせながら、今年の春に墓石を建立するこ
先週末の土曜日、実家へ日帰りで帰省し、父と姉2人と一緒に、4人で石材店へ。
墓地には、業者登録している石材店が幾つかあります。その中から
1.墓地区画
我が家の場合、墓地区画は、すでに父が購入していました。
今回、その墓地区画の証書を見たら、購入したのは昭和50年。
購入価格は、135,000円。
昭和50年当時の大卒初任給が、89,300円ですので、
https://middle-edge.jp/articles/I0000190
という訳で、墓地区画はあるので、
今回は「墓石だけ」の購入です。
2.決定権、我が家の場合
昨年の通夜葬儀からもそうでしたが、私自身は、全く儀式とか伝統
表面上の喪主・施主は私なのですが、
ちなみに墓石購入のコスト負担、建立者は私です。
ふつう、高額の買い物なので、私一人で買うのであれば、
特に、父にとっては「自分自身も入る墓」なので、意気込みが違います。今回の最終
さて、石材店に着いたら、軽く経緯の説明などしながら、用紙に名
3.巻石
初めに、巻石の話になりました。
巻石とは、墓地の区画の枠、境界線の石のことです。
この巻石も、良い石材に替えて作り直す家もあるそうなんですが、
と言う訳で、我が家は、既存石をそのまま流用します。
下の写真が我が家の現在の墓地区画。左斜め奥の墓の巻石が艶っぽ
お隣さんは、良い石で作り直したんですね。
4.サイズ・形状・仕様
そして、サイズです。
店側の話によると、私の実家あたりでは、客層の6割以上が
「8寸サ
全体の墓の高さは125センチくらい。
他にも大きな「9寸」「10寸」があるそうですが、あまり数は出
墓場で目立ちたくもないし、とにかく普通でいいと思っているので
形状、仕様などを、展示品サンプルを見ながら決めます。
特にこだわりも無いので、
下の写真が、その8寸の展示品。我が家は、この形状・仕様にしま
5.「石」
さてさて、問題の「石」。
費用的には、こいつが最大のポイントです
その石材店には、80種類の石があって、
以下の金額は、石材、加工費、施工費など、すべて込みの価格(
国産最高級品の、「庵治石(あじいし)」だと、400万円。
一応、サンプルを見せてくれます。四国の超有名な石だそうですが
特別な石材だと、納期も延びてしまうそうです。
次に、私の実家あたりでは一番よく売れているというオーソドック
石材の在庫も豊富にあるので、納期的にも短く済みます。
「小目」と言うのは、目が細かいという意味で、どうやら、
サンプルを見比べてみると、なんとなく判ります。
そして同じ「真壁石の中目」(少し目が荒いもの)で、
最近は、中国産の石材を使うことも多いそうです。
「中国産の御影石」で、115万円。
見た目には、150万円の国産真壁石とほぼ変わりはありませんが、
(下の写真の、上段が中国産、下段が国産。中国産の方が、
しかし、私の隣に座る「ザ・昭和一桁生まれ」の父をチラリと見る
やはり、中国産はムリそうです。
その後も、いろいろと石のサンプルを見せてくれますが、
典型的な日本人の発想。
「中の上」を好みます。
店側の営業トークも、先の真壁石の150万円か?135万円か?
私自身は、お金を出すだけで、全くこだわりがありません。ただ、
黙って戦況を見極めます。
あとは、父と姉たちが、納得すれば、それで良し。
そうこうしていると、
思ったとおり、父が、150万円のサンプルを指差し、「これでい
「ええと思うよ。」と頷く私。
隣の姉たちも横で、ご納得の様子。
はい、決まりです。
この後、お約束の「ちょっと負けてーな」という父の関西人らしい
真壁石(小目)の8寸サイズ、
1,500,000円也。
加工費、施工費すべて込み込みです。
墓石の開眼供養の日には、石材店も立会いして、手伝ってくれるそうで、当日、何をどうするのか私たちは何も知らないので、助かります。
6.詳細確認
その後は、墓石に彫る文字などの細かい確認です。
・正面の表示は、「〇〇家之墓」でいいか。
「南無阿弥陀仏」とする家もあるとか。
・故人の戒名、俗名、享年、命日。
・建立者の名前。
・家紋。
・名前を彫る位置などの確認。
その他にも、
・命日の日付の後に付ける漢字を「没」「亡」「寂」「往生」など
我が家は「往生」を選択。
・亡くなった年は、「行年」か「享年」か。
我が家は、「行年」を選択。
・年齢表示は、「歳」か「才」か。
我が家は、「歳」を選択。
・彫った文字に入れる色。
故人の名は紺色。
家紋は白色。
生きている父や建立者の名前は赤色。
などなど、細かい仕様の確認をしました。
その他にも、墓石の開眼供養の儀式の段取りや、
店での滞在時間は、1時間半くらいでした。
7.今後の流れ
ほぼ発注確定ではありますが、正式には、
墓地への据え付け工事については、石材店から直接墓地の管理事務所へ申請手続きをしてくれるそうです。
石材店によると、4月中旬頃までには建立可能とのことなので、ゴールデンウイークの私の帰省時期に合わせて、
墓地での「納骨」作業は、
ちなみに、我が家は、お墓が無く、納骨をしないまま、一周忌法要
お墓がある場合で、一般的な納骨は、四十九日法要か、
今回の我が家の場合は、「法要は無し」ですので、
ちなみに、墓石開眼供養・納骨のお布施は、
40,
(30,000円+車代5,000円+粗飯料5,000円)
墓石の開眼供養は「祝い事」なのだそうで、お布施の袋は「赤白」
兎にも角にも、
また一歩、進みました。
8.他人の正解は、あなたの不正解
今まで記したのは、私の実家のケースであって、他の家では違うか
このような葬祭関連の話は、なかなか経験しないことなので、
地方や地域、宗派、お寺、家によっても、やり方が「
お寺と葬儀屋で言うことが違うこともあります。
とにかく現地の情報を集めて、家族と相談して、
現地のお寺や葬儀屋は、「当たり前」のようにドンドン話を進めていくので、一つ一つ、「無知」を最大の武器にして、質問してクリアにしていきましょう。
特に、葬祭関連のネット検索結果だけで済ませないこと!
たくさんネット記事はありますが「参考程度」にしましょう。
同じ国でも、驚くほど違いますからね。
他人の正解は、あなたの不正解。