かさかさした葉が囁く日々が
急に雨の空だけになってしまった
ちょっと 寂しい
寂しいだけなんだが
いや 物足りないんだ
そう 言葉が
7月の海辺に遣り残したままの言葉が波にあらわれる
気分を変えたくて庭にでると
白いコルチカムが キノコのように姿を現していた
あっちにも こっちにも
白い卵が 庭に散らばっている
僕は拾い集めるように写していった
コルチカム・スペシオサ アルバ
土曜日の夜遅く Lynchへ行く
眠さと戦いながら 鍵盤を叩いた
誰かのくしゃみ
誰かの足音
音楽に入り込んでくる
僕の隙間だらけの音に いにしえの弦楽四重奏が聞こえた気がした


