Adson's nova castle 縮んだ秋に芳香は宿る 散歩中にみた 梯子の間に浮かぶ月 追いかけようか バレンツ海まで タイル職人の花嫁の葡萄の蔓 十分に幸せを迎え 壁につたう 初霜が降りた朝に 秋は葡萄の実を縮ませる 夕昏の植物園 最期の蜜蜂と靴下を履いた太陽 寒さのせいか殆どの動物は眠くなる 如何にしてこの眠りの夜に 広大な私の敷地に生息を広げよう 鈴の音 馬の白い息 時刻は程なく新星の季節なのだ