夢は僕の輪郭を測るのか?
僕は夢の波打ち際を指でなぞる
その心細い仕草は
記憶の体積を測るもう一つの方法なのか?
薔薇の蕾の露の秘密
それは朝のもたらす最初の詩
揺らめく蜃気楼は花々の甘い大気と僕の体温を溶け込ます
僕は園丁なのか?
庭を横切る人影は 霞む夕暮れの太陽とすれ違う
夏は過ぎ去っていないのに 辺りの空気は透明になる
星の吐く白い息だけが僕の心を打つ
その寒さなのだ
その寒さが僕を捕らえて放さないのだ
何も動かなくなる冬の庭
その余りの静寂に耐え切れず 壁の穴に逃げ込もうとする虫達
僕は夜毎に現れる虫達に惑乱される
悲しい緑色の眼をした少女とともにやってくる憂鬱は
水に沈んだ瑪瑙のように揺らめく
鳥達はその悲しみの意味を何も知らない
僕は夕べのまどろみを見つける
水晶のかけらを引き寄せる
僕は君を愛してはいない
もう 僕は君を