今の自分の状況を変えるべく僕はある決断をした。
美容外科医になる。
自分にまとわりついていた負の感情を振り払いたい。
医者なんてやりたくない。
やりたくないものをこんなにも我慢して続けてきた。
医者だから聖人君子として夜のため人のために時間や健康を偽性にして頑張らなくてはならない。
そんな世間の神聖な存在として君臨するがゆえに、残酷な要求をされる医者という存在。
ブラックジャックなんて読んだことがない。
興味もない。
医者が倒れた人のすぐ横にいたって、助けることはできない。
救急車を呼ぶしかできないんだ。
自分の家族が倒れたときに助けられないことを公開するのではないだろうかそんな不安がよぎったこともある。
でもよく考えれば、その場に点滴も無ければ、挿管チューブも除細動器だってありゃしない。
アドレナリンも無ければ、アトロピンだって無い。
だれでもいいから周りの医者にたずねてみて。
手元に何にも道具がない状況で、その人を助けることができるか?
だれも助けることなどできないだろう。
医者じゃなくてもできる心肺蘇生をひたすらやって、救急車を待つしかないのだろう。
じゃあ先の不安は全く意味の無いものだ。
人を癌から救うことなんてできない。
救うとしても自分じゃなくたっていいじゃないか。
それに人生をかけている人に任せればいいじゃないか。
ワールドシリーズでサヨナラのチャンス。
野球をやっているからってみんながそこでヒットを打つことを強制される必要がないのと同じだろ?
世間で良しとされていることを無理に自分に当てはめる必要はない。
全くもってない。
人が偏見とイメージだけで人の選択を批判してくるのなら、それは間違っている。
何年後かに、その批判を覆されるかも知れないのに、お前に何がわかる?
自分の人生しか経験したことが無いのに、人の人生の選択にどんな口が出せるっていうのだ。