大間を出発したのは午後2時頃で、行き先は尻屋崎である。
 
イメージ 1
 
 
 
尻屋崎は赤字1の場所、そこに尻屋崎灯台もある。
この灯台は尻屋崎の突端に立つ白亜の灯台で、日本の灯台50選にも選ばれていて、周辺には寒立馬(かんだちめ)と呼ばれる馬が放牧されているという。
 
しかし、下風呂温泉を過ぎたあたりから雨が降りだし、そこから10kmも行かない間に雨足は急速に強まり、最後には豪雨となって、ワイパーをフル稼働しても前が見えない状態となった。
しばらくそのあたりのコンビニで雨宿りをしていたが、雨の止む気配はいっこうになかった。
そこで尻屋岬へ行く予定を変更し、今夜の宿である字2のむつ市田名部に直行することにした。
そして午後3時半には田名部に到着、むつグリーンホテルに入った。
能代のホテル・ニューグリーンに忘れて来た最新式の激安デジカメの充電コードは、無事「むつグリーンホテル」に郵送されていて、フロントでしっかり引き取った。
この充電コードとは4日ぶりの再会、明日からは激安デジカメでの撮影となる。
 
イメージ 2
 
 
 
ホテルの部屋から、田名部のホテル前の家並みを撮影した。
激安デジカメに充電コードをつないでから、田名部の街に出かけた。
 
イメージ 3
 
 
 
見学予定は、上の黄星印の田名部神社、それから下の黄星印の斗南藩ゆかりの円通寺、左横下に位置する同じく南藩ゆかりの徳玄寺の三箇所である。
まず田名部神社である。
 
イメージ 4
 

 

 
この神社は江戸時代には下北半島の鎮守として、また、盛岡南部藩の崇敬社としておおいに隆盛していたそうだ。
 
東北の夏祭りのフィナーレを飾るのが、下北最大規模の田名部まつり(田名部神社例大祭)
一度も見たことはないのだが、この祭りは北前船によって伝えられた京都祇園祭の流れを汲む祭り。
818日から20日の3日間、お囃子と共に豪華絢爛な山車が市内を練り歩くという。
最終日20日深夜には、5台の山車が一堂に会して樽酒を酌み交わし、来年の再会を誓う「五車別れ」でクライマックスを迎える。
 
イメージ 5
 
 
 
続いて田名部川を渡って円通寺に向かう。
 
イメージ 6
 
 
 
円通寺は斗南藩庁が置かれたところである。
斗南藩は戊辰戦争で敗れた会津藩がお国替えをされ下北に移り住んだ時代の藩の名。
「斗南」という名を単純に北斗七星の南と解釈していたが、ネットで調べてみると諸説あるようである。