翌6月25日(月)、新日本海フェリーの小樽港着岸後1時間ほど小樽フェリーターミナルで再度鰊街道経路を確認したりトイレに行ったり両替をしたりして過ごして、午前6時丁度に小樽フェリーターミナルを出発、鰊街道の旅が始まった。
 
 今日の宿泊先は、鰊街道沿いの街で天塩川の河口部に位置する天塩町である。
 
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 僕の旅の中で、平成21年に石狩川の旅の際に、寄り道して石狩市厚田区まで行ったことがある。今日の旅は、厚田まで既体験した鰊街道を浜益雄冬増毛留萌小平苫前羽幌初山別遠別、と日本海沿いを更に北上して進み天塩町に至る、風連の熊さんプレゼントルートを行く旅である。

 鰊街道を浜益まで行ったところで空腹に耐えられなくなり、食堂を探したが時間が早くどこもやってなく、雑貨屋でソーセージとメロンパン(合計で215円)を買って食べた。

 ダジャレに近いが、浜益の浜なすの花は絶品だった
 新潟と違い、北海道の浜なすの花は今が見頃である。

 そして感動の「北海道三大秘岬」の一つ雄冬岬へ到着。

 

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 雄冬岬(おふゆみさき)は北海道石狩市浜益区の国道231号線沿いの雄冬海岸に位置する断崖の中にある岬。
この地域一帯は厳しい断崖絶壁の中に位置しており、道路が未整備で訪問が著しく困難であったことから「北海道三大秘岬」の一つとされていた(ちなみに後の二つは室蘭市の地球岬、根室市の落石岬)。

 

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            雄冬集落(所在地は増毛郡増毛町)

 岬の最寄の雄冬集落(所在地は増毛郡増毛町)は、かつて札幌側からの往来が不可能で、増毛側からも冬季通行不能であった。

 ここへの交通は事実上一日一往復していた増毛~雄冬間の定期航路しか実質的な交通手段がなく、かつこの定期航路も時化で休航が珍しくなかった。

 そのため雄冬集落は長い間「陸の孤島」と呼ばれ北海道を代表する秘境の一つであった。

 
 
 
 

 

 
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 岬の裏の断崖絶壁の山には綺麗に整備された展望台とそれを結ぶ展望道路が長く伸びていて、ここを散策するだけでも鰊街道コースを選んだ甲斐があった。

 「陸の孤島」から見る日本海の風景は、まことに秀逸で、ここに辿りついた者でしか味わえない感慨を覚えずにはいれない。

 
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 ここからはしばらく断崖絶壁の道が続く。