ここで、高山市街図を参照する。

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飛騨高山市街には富山県との県境地帯で神通川となって富山湾に注ぐ清流宮川が流れているが、まずその宮川に架かる橋を①宮前橋、②弥生橋、③鍛冶橋、④中橋の順に見学しながら、⑤高山陣屋、⑥飛騨国分寺の順に見て歩く計画とした。

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まず、橋の下に錦鯉が泳いでいる①宮前橋である。
この橋を橋の左手の東の方にまっすぐに歩いていくと、つきあたりは旧高山城下町北半分の氏神である桜山八幡宮となる。

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次に写真左手に架かるのが②弥生橋、ここから正面の道沿いに宮川朝市が開かれていて、朝市は③鍛冶橋の架かるあたりまで続いている。
宮川朝市は、岐阜県高山市宮川沿いの路上にて、飛騨高山宮川朝市協同組合によりほぼ毎朝行われている朝市。
石川県の輪島朝市、千葉県の勝浦朝市と並ぶ、日本三大朝市のひとつと言われ、高山市を代表する観光名所の一つでもある。

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宮川朝市が開催される通りは朝市通りとも呼ばれ、ここでは高山の名産品に限らず、新鮮な野菜や果物手作りの雑貨なども販売され、観光客だけでなく地元の利用者も訪れている。
朝市通りを突き抜けると、その右手方向に架かる橋が③鍛冶橋である。

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この鍛冶橋に、高山祭屋台のひとつ恵比須台に飾られている彫刻を銅像にした手長・足長の二つの像が立っている。
出雲神話の登場人物の足名稚(アシナヅチ)と手名稚(テナヅチ)がモデルだとかで、飛騨地方には伝わっていないが、会津地方などにも手長足長伝説が残っているという。

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そして、この赤い美しい橋が④中橋、周辺は桜や柳の木が林立していて、飛騨高山のシンボルとして観光名所のひとつとなっている。
宮川のこの辺りの水量は今はこんなに少ないが、飛騨高山市ではついこの間の8月中旬に大雨で大増水となり、高山市内の約9000世帯22000人に避難勧告が出された。
観光名所を眺め見ながら、ゆっくりと中橋を渡って陣屋前朝市の開催されている地点まで歩いた。

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この陣屋前朝市は高山陣屋前の広場で毎日行われていて、テントを張った50店以上の店が並んでいた。
農家の奥さんたちによって持ち込まれた新鮮な野菜、果物、漬物などがおいしそうで、花もイキが良さそうだった。