昔…
西野カナちゃんのトリセツを自分の結婚式で歌った女性が、友人の知り合いに居たそうです。
この歌、なんか可愛いですよね☺️
うん、確かにこんな風に可愛い女の子が歌ってたら…
うん、そうかそうかぁ、そうだよねって。
無条件に話を聞いてあげたくなりそうですよね。
まあ当時…友人はその歌を歌ったアラフォー花嫁さんに、大層ドン引きしていましたが…😅💦
あなた、いくつ?
そんな夢見る夢子ちゃんみたいなことして恥ずかしくないの?
的な、、、、苦笑
まあ、若い子等の恋愛って特に甘酸っぱいよね!
カナやんの歌詞とか眩しいわぁ。
その甘酸っぱい感じを中年にまで引きずる人もいるんでしょうし、
その様子を見て呆れる人もいるんでしょうなぁ。
…まあ、恋愛なんて他人から見たら大概、イタイもんだしねえ。
しかも、結婚生活は恋愛が終わってから始まるわけで。これからの結婚生活、大丈夫かいな?
という心配も垣間見せながら…
そんな風に心底呆れてた友人の顔が頭の隅にあったのもあり。
何となくこの歌は以前のわたしの価値観からは、正直、かなーり遠い存在な歌だったんです。
けど…
でも、最近は
この歌もまあ、アリなのかもな?
と思うようになりました。
トリセツって、大事だよねって。
最近、強く思うんです。
自分のトリセツを作るには、まず、自分が自分を理解して居なければ無理だから。
自分を理解して居ない人間が、他人に理解して貰うことは、不可能ですから。
自分のトリセツを作って、それを親しい人に理解して置いてもらうことは…
パートナーシップとしてだけではなく、複数の人たち、コミュニティ内の仲間と上手くやって行くのにも、とても良い方法なのかも知れないなと。
トリセツオトコ版。
…へえ。まあ、アリか?
さてさて。
元気回復行動プランWRAP(ラップ)という考え方を、ご存知でしょうか。
日本ではWRAP研究会が、
「元気回復行動プラン」
と翻訳しています。
WRAPでは、次のような行動プランをより具体的な形で作成するそうです。
- 元気な状態が維持されるような規則正しい生活習慣を作成する
- 不快な気分や行動を把握し、気分が良くなるための行動プランを作成する
- とても気分が悪く、自分自身で物事を決めることができない場合に、他の人に何をして欲しいか予め伝えておき、自分自身が安全でいられるようにする
精神障害者の就労移行支援施設で活用されたり、企業の人事部が、精神疾患になってしまった社員を前線に復活させる為に活用したりしてる考えのようなんですけど…
別にこれ、誰でも普段使いしていいんじゃないのかな?
実はこの「WRAP」の考え方を聞いたわたしは
真っ先に、西野カナちゃんの「トリセツ」を思い出したんです。笑
ええと、これって、つまり。
自分自身のトリセツを作ることだよね?
と。
それを、家族やパートナー、長く付き合う人と共有するってことだよね?
と。
だって人生、病める時も健やかなる時もあるじゃないですか。
それを見越してトリセツを作るなんて。
何だか、トリセツってあたたかい。
うん、トリセツ大事だよね、と。
自立とは
孤立することでも
一人で頑張ることでも無い
沢山の依存先を作ることである
福祉において、そういった考え方が普及してきてしばらく経ちますが、わたしはそれをもう少し掘り下げて、依存先の作り方を考えたいとおもいます。
自分を観察し、俯瞰し、
自分を深く深く理解した上で、
ただそのまま、
他人に心を開く。
他人に理解されたいなら、自分で自分を理解している必要がある。
自分と両思いの人間が
心を開くことで、
他人からは、
この人と仲良くなりたい
と思って貰えたり、
この人が困っている時には助けてあげたい
と思って貰えたりするんじゃないでしょうか。
そうやって「潜在的依存先」が、気がつくといつの間にか増えていくんじゃないですかね?
え?
自分は自己開示出来るような大層な人間ではない?
うーん、🤔
実は逆じゃない?
自分は大したことある人間だと思ってんじゃないですか?
カッコつけたいんでしよう?
カッコいいところ見せろなんて見せなくていいです。
弱点晒せ!ってことですよ。
カッコつけて後でボロが出るのは、詐欺みたいなもんです。
それより先に公表しておいて、自分がいかにダメ人間かアピールした方が得策です。
それが出来ない、したくないならば、
もしかして、背伸びして他人から尊敬されたいんですか?
憧れられたいんですか?
…へーえ。
じゃあ、他人に理解して貰うのは無理でしょうねえ。笑
自分はいろんなことが出来ます!
こんなに素晴らしい人なんです!
というアピール的な自己開示ばっかりだったら、正直、周りはちょっとウザいですし😅💦
人間、基本的に自分のことは過大評価してしまいがちなんです。
だから、わざわざ、これが出来ますって、優秀さはアピールしなくてもいい気がします。
だって…もしかしたらそれ、痛い勘違いかも知れないのだから。笑
だって、本当に優秀な人が他人に自分の優秀さをアピールしてるの、どのくらい見たことあります?
ぶっちゃけ、あんまりなくない?
たまーに、冗談混じりに言うくらいじゃないですか?
自分の成功体験を語る人よりも、自分の失敗談を語れる人の方が、人に好かれる気がしますよ。
必要以上に自分を良く見せない。
それ、大事だと思うんです。
それから。
自分は他人からよく誤解されるとか、
誰も自分のことを理解してくれないとか、
そんな風に思ってしまう人は…
まず、自分自身で、自分のトリセツを作ってみてはどうでしょうか?
もしかしたらあなた自身が、まだ、あなたをキチンと理解していないのかもしれません。
自分が分かっていない「自分」を他人に分かって貰うのは、とても難しいことだと思いますから。
そして、
わたしはこのWRAPの考え方、わたし流の解釈だと「自分トリセツ」に、あらゆる可能性を感じています。
自分トリセツを互いに仲間と共有する事で、
コミュニティや共同体の絆は深まるのかも知れないな、と。
あ、そういえば。
発達障害Onlyの職場…
こういう話もあったっけ。。
完璧じゃなくていい。
凸凹のままでいい。
ありのままを、
あるがままを、
ただ認めて、
互いが補い合えたら…
それでいいように思うのです。
むしろ、
それが一番いいように思うのです。