まずお知らせ。

本日開催です。

お席ありますー。

(というかありすぎます。)









さてここから本文。


1997年に医師が出版したこの本は、今の日本の子どもたちを精神薬や覚醒剤漬けにした一つのきっかけだと私は思っています。




(絶版し、このあと新版や続巻が出ています。)



発売されたのは1997年。

就職氷河期、景気低迷、ノストラダムの大預言で閉塞感があった頃。その後、予言は外れてみんな気が抜けてましたね。

そんな時代の、何者にもなれない若者たちの帰属意識を刺激してしまったのでしょうか。

わたしもその一人でした。





(本文一部転載)

のび太・ジャイアン症候群(のびた・ジャイアンしょうこうぐん)は、司馬理英子(本名: 松浦理英子)が命名した造語。実際には正式な医学用語ではない。星野仁彦という精神科医が「ジャイアン型」「のび太型」の分類を使用している[1]

藤子・F・不二雄漫画作品『ドラえもん』の登場人物、のび太ジャイアンに由来し、司馬理英子の書籍内にて注意欠陥・多動性障害 (ADHD) の症例をのび太とジャイアンという馴染み深いキャラクターで例えて伝えようとした[2]

概要編集

造語の周知編集

1997年、造語の提唱者である司馬は日本人には馴染み深い『ドラえもん』の登場人物に典型的なADHDの症状がみられることから、「のび太・ジャイアン症候群」という愛称を付けてADHDを日本に紹介をした[2]。具体的には、短気で怒りっぽく乱暴な児童を「ジャイアン型」、引っ込み思案で自信がなく、自己主張ができない児童を「のび太型」に分類している[3]。また、『精神障害の診断と統計マニュアル』第4版 (DSM-IV) では、のび太・ジャイアン症候群、すなわちADHDを、行動障害に分類しているが、その診断基準を分かりやすいように言い換えも行っている[4]






全部転載すると文字数オーバーになるので是非リンク先を読んでほしいです。


やがて、ADHDを自覚し、メンタルクリニックにリタリンを求める若者が増えました。その後、違法ドラッグのように薬物依存性になったり、闇取引、横流しされたりする社会問題となり、リタリンは処方禁止となりました。

そんな動きの中、「正当に医師に診断されて本当に薬が必要で困っている、辛い思いをしている人がいる」という苦情を受けたのか、製薬会社は次々とリタリンに代わる合法覚醒剤を発売しています。

子どもを精神科に連れて行く親も増えたのでしょう。発達障害、精神障害、人格障害などと親や医師に断定され、不当な色眼鏡で見られる、本来必要のない投薬治療を受けながら育てられる、マルトリートメント(不適切な養育)を受ける子どもたちが増えました。

いつしか、この一個人の精神科医による「心理学のようなフワッとしたポッと出の概念」が周知されることで、元々の医学的な発達障害の診断や投薬の基準がどんどん歪められ、拡大解釈されて、今の現状になっていったのではないかと思います。薬を飲ませない方が健全に育つのに…。(脳以外の身体、骨、内臓機能などの問題を伴い、そちらの治療もしなくてはならない本来の「医学的な発達障害」である場合を除く。)

本来別のもの(症状)である筈のADHDとアスペルガーが境界線なく同じものにされてしまったり、広範性発達障害なんてよくわからない分類が増えたのも、いつしか発達障害が医学ではなくフワッとした概念に変化したからだと思います。


ここにわたしがツッコミを入れるならば…

おそらくほかの誰かも同じことを思う人がいると思うのですが…


ちょっと待ってください。のび太の親もジャイアンの親も普通に毒親じゃないですか? 

のび太はあやとり博士だし、射撃上手いし。

ジャイアンのいざという時の活躍、リーダーシップ、(特に映画)なんて素晴らしいじゃないですか。

どんな子だって探せばいいところ沢山あるんです。それを見つけて、褒めて、伸ばしてやるのが親の仕事でしょう?

のび太の親、何してます? 暇さえ有れば本人の自尊心をズタズタにする。延々と説教ばかり。機嫌がいいのは息子が自分の言うことを聞いてくれた時だけ。自分の機嫌で子どもを振り回してる。

ジャイアンの親なんて子どもに無理矢理、自営の店番やらせる児童労働なんて、普通に虐待ですよ。親から無駄に厳しくされてるからそのストレスで、友人に暴力振るうんじゃないですか?

ちゃんと親、やれてないじゃないですか。

のび太もジャイアンも悪くないでしょ?! 

どんな子どもでも愛情かけて、ちゃんと子どもらしく育ててあげようよ。そのままの本人をまず受け入れてあげようよ。その上でのびのびと(のび太だけに)才能開花させてあげようよ。

と、思います。

ただ救いなのはこのドラえもんの世界観に発達障害とか投薬とか無いことですよね。

投薬さえされなきゃ何とかなるんですよ。大人になればのび太もジャイアンも、ちょっと変わってるかも知れないけど、それなりの大人になるんです。

あなたは障害児なのよという色眼鏡で見るだけでなく、投薬して将来の成長の可能性を奪う。見守る、育む、余裕がない。それが今の日本です。

その子の発達特性に合わせた向き合い方、才能の伸ばし方なんかをしたり、親の(育て方、向き合い方の)教育をしてくれる「発達支援」は確かに有意義だと思います。

ただ、発達の特性を「教師」「スクールカウンセラー」が見つけ、「医師」に「診断」を丸投げした瞬間に、投薬と直結してしまいやすい現状。そこは親の強い意志が必要です。

投薬ありきの発達支援なんて、無意味ですから。

診断を受けなくても出来る子育て支援が必要だと思うし、それは民間ではなく、国が、福祉がやるべきだと思います。

民間で素晴らしい支援を行なっているところは沢山あると思うのですが、ノウハウを門外不出にしたりするんですよねぇ。本来なら困っている人たちに広くシェアすべきだと思うんですが。

営利を求めて生き残らないとどうしようもないから、仕方がない部分もあると思うんですが…

教育って、金儲けの為にあるわけじゃない。国がやらないとだと思いませんか?

発達特性を発達障害にしたことがそもそも間違い。その診断を医師の管轄にしたことが更に間違っているんだと思います。